WebDAVクライアントソフト「CarotDAV」を使ってオンラインストレージに接続してみた。
CarotDAV ポータブル版 version:1.12.0
FTP、オンラインストレージへの接続にも対応したWindows用WebDAVクライアント。動作OS:Windows10/8/7/Vista/XP/2000。
オンラインストレージ(OneDrive、Dropbox、GoogleDrive、Box、SugarSync、Copy、AmazonCloudDrive)に接続してダウンロードやアップロード等の各種操作が可能。
ダウンロード
OneDriveとGoogleDriveに接続
バックアップファイルの保存を目的として使っているOneDriveとGoogleDriveに接続してファイルをアップロードしてみた。
OneDriveに接続
UIはエクスプローラー風のシンプルな1ペインで馴染みやすかった。まずは、[File-NewConnection]から「OneDrive」を選択。
接続設定の窓が表示されるので[SettingName]を適当に付けて、[Authorize]ボタンを押して接続許可の設定を進める。
認証のためにサインインする必要があるので使っているIDとパスを入力。
アプリのアクセス許可に関する情報を確認して、「はい」を選択すれば接続に必要な情報が自動で入力されて基本的なセッティング完了。
リストにOneDriveが追加されるので、ダブルクリックすれば接続できる。
無事にOneDriveへの接続に成功!基本的な使い方はエクスプローラーとかと同じでファイルをドラッグ&ドロップしたり、右クリックのメニューから各種の操作を行うという感じだった。接続先のリストに戻りたいときは、初期状態で一番左上にあるアイコン「Connections」から戻れた。
GoogleDriveに接続
OneDriveと同じ手順で接続設定窓から[Authorize]ボタンを押すと追加の窓が表示されるので、表示されているステップに従って進める。
「Googleの認証用ページに移動→リクエストを承認→コードが表示されるのでコピペしてOKボタン」で完了。
右クリのコンテキストメニューは英語だけどアイコンもあり見慣れたものなので特に問題なく使えそうかな。
ファイルをアップロード
360MBくらいのZipファイルをアップロードしてみたが、OneDriveとGoogleDriveには転送速度に大きな違いがあった。後から確認すると、OneDriveの接続オプションには初期状態で「Auto Split/Combine」が設定されていたので全く同じ条件ではなかったみたいだけど、転送速度に8倍くらいの差があるとは!
アップロード/ダウンロード中にソフトを終了しようとすると確認ダイアログが表示されてちょっと親切。
使いやすくて(・∀・)イイ!!
動作は軽くて、使い慣れたエクスプローラー風なのも好印象!複数のオンラインストレージを利用する時には一つのソフトで管理したほうが使いやすくて良い感じ。FTPやWebDAVも使ってみるかなあ。
セキュリティ上の留意点
- WebDAVサーバー機能はローカル用の簡易サーバーのため、外部からアクセスされないよう、ループバックアドレス(127.0.0.1)を割り当てる。
- 保存されたユーザー名、パスワード、トークン類を守るためにマスターパスワードを設定したほうが良い( [Tool]→[Set Master Password]から設定)。
- ファイル名、フォルダ名、内容の暗号化は接続先リスト右クリの[Property→Special→Encryption]から設定可能。
- 参考:麗の小屋 – WebDAV Client CarotDAV – セキュリティ・プライバシー
- 参考:麗の小屋 – CarotDAVの暗号化について –
作者さんのHPや窓の杜にも載っていたけれど、セキュリティ面ではいくつか注意しておくべき点があるようなので要チェック!複数のオンラインストレージを同時に使いやすくなったことだし、利用していないサービスも試していきたいところです。良ソフトの作者さんに感謝!