2015年の暮れに受けた、初めての胃カメラ検査の備忘録。
喉の違和感
2015年の11月頃から、何となく「喉がつかえる・詰まる」ような違和感があって、一月ほど様子をみていたがよくならず、時々吐き気を催すようになったので「やばい!」と思い、近くの病院で診てもらうことに。
自覚症状としては、喉の違和感が大きかったので最初に「耳鼻咽喉科」で診てもらったのだけど、「口・鼻・喉」に関しては特に異常無しという診断。初診でいきなり「ファイバースコープ」を鼻から突っ込まれての検査を受けることになったけど、これは大して苦しいものではなかったなあ。
結局、喉から下の食道や胃に問題があるのかもしれない、ということで内科・消化器科の受診を勧められたので、近くのクリニックを受診したところ、胃カメラ検査を受ける事になった。
胃カメラ検査の種類と、検査前日
口か鼻か、3通りのやり方
自分が受診した内科・消化器科のクリニックでは、胃カメラ検査のやり方として3つの選択肢が用意されていた。
- 静脈麻酔なしで、経口用内視鏡
- 静脈麻酔ありで、経口用内視鏡
- 経鼻内視鏡
1番は、従来からの方法。口から管(内視鏡)を入れるため、「咽頭反射」で「おえぇっー」ってえずく事になり、相応に苦しい。
2番は、静脈麻酔を使って「眠ったのに近い状態」で検査を受けるのでかなり「楽」だそう。ただし、眠気とかが取れるまで2時間前後は院内で休まないといけない&車の運転もNG。
3番目の経鼻内視鏡は、鼻から管を入れることで「咽頭反射」がほとんど起きなくて、経口に比べて苦痛が少ないんだそう。しかし、カメラの画質的に経口に劣るため、より正確な検査結果を得たいのなら経口の方が良いという話だった。この辺は、病院ごとに置いてある機材とかの影響を受けるのかな?
どうするかちょっと迷ったけど、最終的に1番の従来通りの「経口内視鏡」検査を受けることにした。
検査の前日
検査の予定は朝の9時頃になった。検査前日は消化の良い夕食を早めにとり、夜9時以降は水以外の飲食禁止!食べちゃうと、胃の中に食べ物が残って、検査の妨げになるんだそうで。
検査当日は朝食抜き&薬も飲まない。起床後~午前7時までの間に、コップ2~3杯の水を飲む。
検査直前の準備
検査前は、やっぱり緊張!流れとしては、
- 血圧を測定
- 紙コップに入った胃の粘液を溶かす薬を飲む
- 凍らせたゼリー状の喉の麻酔を口の中で溶かしながら飲む
- 飲み終えたら、スプレーでシュッシュッと喉に麻酔
- 診察台(ベッド)に移って、更にスプレーで喉に麻酔
- 胃の動きを止める注射を肩に打つ
- マウスピースを咥えて準備完了
- 最後に胃カメラを飲む(突っ込まれる)
大体の流れはこんな感じだった。
レッツ胃カメラ!
内視鏡を挿入
体を締め付けないようにズボンのベルトをはずし、ゆったりとした状態で体を左側に向けて横になり準備OK!喉に麻酔がかかってる状態で唾液を飲むとむせてしまうため、垂れ流すよう指示される。
そして、管が突っ込まれるのだけど、いきなり「おええぇっっ!!」となった。基本、力を抜いた状態でおとなしくしておけばいいのだけど、「はい、ゴックンしてね~」と指示された時は、つばを飲まないように飲み込む動作をしなくてはいけない。
喉に麻酔がかかっているから痛みは感じないが、異物感と緊張もあってか、えずいてしまい、かなり苦しかった(;´д`)トホホ…。胃カメラが無事に胃に入っていくと、吐き気は治まるって感じだったなあ。
食道・胃・十二指腸を診ていく
ベッドの横にモニターが置いてあり、そこに内視鏡の映像が映しだされて見ることができるのだけど、直前にえずいて涙ぐんでいる事に加え、そもそも自分が内臓とか苦手なのもあって、ほとんど目を閉じてしまっていた(ノ∀`)アチャー
一旦胃に入っちゃうと特に痛み・吐き気とかは無くなるのだけど、今までに感じたことのない胃の中の異物感は結構あって(精神的に)苦しかった。先生が何か色々と説明しながら診ていくのだけど、あまり聞いてなかったなあ。「とにかく早く終わってくれー!」と願うばかりだった。
内容的には、普通に見るのに加えて、視認性を高めるために胃に空気を入れて膨らませたり(ゲップを我慢するように言われる)、胃に青い液体を撒いて異常な箇所がないか見やすくしたりして(これは液体が撒かれる瞬間ちょこっと胃に変な感じがして気持ち悪かった)、10分経たないくらいで終了した。
管を抜く時は全然苦しくなくて、あっという間に抜かれていた。
検査後と検査結果
検査後
検査後は看護師さんの指示に従い、口を少しだけゆすいだ。検査直後は喉にばっちり麻酔がかかっていて、普通にうがいとかするとむせるらしい。検査終了後、30分~1時間くらいたって水を一口飲んでむせなかったら、食事をしても大丈夫とのことだった。
検査後は、特に痛みや気分が悪くなったりとか、気付く範囲での出血とかも無かった。
検査結果
検査後は、胃カメラで撮った画像を見ながら先生の説明を受けるのだけど、大きな異常は見つからなかった⊂(^ω^)⊃ セフセフ!!検査前の症状からすると「逆流性食道炎」が疑わしかったらしいけど、明らかな病変は見つからなかった。
後は、はっきりとはしないが「十二指腸潰瘍」が治った後らしきものがあると言われたなあ。気付かない内に発症・治癒したのかもね、って話だった。まあいずれにせよ、怖い病気とか見つからなくて良かったε-(´∀`*)ホッ
はっきりとした異常が見つからなかったので、とりあえず経過観察ってことになり、胃炎や胃酸を抑える薬をもらって、とりあえずは様子をみる感じになった。摂生せねばなあ。
因みに、検査費用は保険適用の3割負担で4120円だった。検査の内容・その他によって違うらしいけれど、内視鏡で見るだけの検査だと3000円台~5000円台になるっぽい。
感想
初めて胃カメラ検査を受けての率直な感想は、「もう受けたくない!」でした。口から管入れられるのは、想像以上に苦しかったです。
救いは、検査時間が10分弱と短く、割りとすぐ終わるあたりでしょうかね。それでもやっぱり苦しいけど!
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ような状況になりそうな時は、今回の検査の苦しさを思い出して健康管理に励みたいと思います。