オーム電機の電子体温計『Mr.Check MT418-BWC2W』を購入・使用してみてのレビュー・感想・紹介記事です。
使っているオムロンの電子体温計が買ってから7年以上経ち古くなってきたので、新しいのを買っておきました。
基本情報
オーム電機『Mr.Check MT418-BWC2W』は、実測式の電子体温計。
腋の下や口中でその部位の温度を測定する「実測式」。測定には5分~10分くらいかかるタイプ。予測式のような十数秒でのスピード検温はできない。
主な特徴は以下のようになっている。
主な仕様 | |
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販売名 | オーム電子体温計Mr.check |
型番 | MT418-BWC2W |
測定範囲 | 32.0℃~42.9℃ |
表示方式 | デジタル3桁表示(最小表示単位:0.1℃) |
電源電圧 | DC1.5Vアルカリボタン電池(LR41タイプ)(動作確認用電池内蔵) |
電撃保護 | 内部電源機器B形 |
外形寸法 | 長さ130.5×幅19.7×厚さ10.88mm |
質量 | 約8.6g(電池含む) |
管理医療機器認証番号 | 228AKBZX00070000 |
付属品 | 保証書付取扱説明書 収納ケース |
電池寿命 | 約2年(1日10分使用の場合) |
保証 | 保証期間:購入から1年間 説明書、注意書きに従った通常の使用状態で保証期間内に故障した場合に無料修理 |
2024年2月にヨドバシ・ドット・コムで購入時の価格は623円(税込・送料込)だった。ポイント還元を含めると実質500円台。
2024年3月確認時、Amazonなど他のECモール、ネットショップでも概ね500円台となっていた。
私は体温計を使うのは調子が悪くなった時だけです。頻繁には使わないため、安いのを買いました。
包装
包装は、プラスチック製のよく見るブリスターパック。
正面は体温計本体が見えるようになっていて、裏面には各種の情報が記載されている。
ハサミやカッターを使わずに手で開けられるブリスターパックでした。
本体・付属品
本体サイズは「長さ130.5×幅19.7×厚さ10.88mm」、重さは電池込みで約8.6g。色は白。
本体表側に温度を表示する画面がある。
同じく表側の丸い部分がオン・オフ用の電源ボタン。動作確認用の電池が内蔵されているのですぐに使える。ボタンの押しやすさや反応は良好。
収納ケースは、プラスチックで蓋がついている四角いタイプ。ケースと本体の遊び(隙間)が大きいため収納するとカタカタ音がなる。ケースの奥はすぼまっていないため、本体を収納する際に先端の感温部を支持する部分に入れるのに若干神経を使う。
比較用のオムロン『MC-246』のケースは、蓋がなく付け外しが簡単でピタッとハマる。このケースの作りの良さに初めて気付いた。
基本的な作りは典型的な電子体温計といった感じです。
ケースの作りはいまいちですね。実用上の支障は特段ありませんが、微妙に使いにくい。
使い方
- 電源ボタンを押す
- ピッと音がなる
- 前回の測定値が約2秒間表示される
- 画面に現在の周囲温度が表示される「Lo(32℃未満)」or「Hi(42.9℃超)」
- 口腔か腋下に本体測定部位をそえる
- 口腔の場合は舌の裏側のつけ根に密着させ口を閉じる
- 腋下の場合は本体を腋の斜め下から差し入れて挟み密着させる
- 測定温度の上昇が緩やかになると終了予告の合図として「ピーピー」とブザーがなる(1秒に1回、10秒間)
- 37.8℃以上の場合は「ピピピッ」とブザーがなる(1秒に3回、10秒間)
- ブザーが鳴った後も測定は続いているため、追加で2~3分測定を続ける
- 電源入れっぱなしでも約8分±2分後に自動で電源が切れる
ブザーは測定開始から約2分30秒後に鳴った。ブザーが鳴ってから3分測定を続けるとすると、測定にかかる時間は約5分半となる。
ブザーが鳴った際に画面に表示される数値は、追加で3分継続した結果より「0.3℃~0.5℃」低かった(35.7℃→36.2℃、36.4℃→36.7℃など)。
腋下での測定だと5分半くらいかかる感じでした。正確な結果を得るためには、ブザーが鳴った後に追加で3分くらい必要なようです。
Amazonのカスタマーレビューで、ブザーの仕様を誤解して批判している内容が散見されました。
わかりやすさを重視するなら、ブザーは「測定温度の上昇が緩やかになった3分後」に鳴らすなり、追加する方が良いのかなと思いました。
電池交換方法
電池を外すのが難しかった。
電池が収まっているスペースは、基板などの本体中身と一体になっている。これは強く引っ張ると破損することがあるらしく、さらに基板には絶対に触れないようにと説明書に注意書きされている。
問題の電池収納スペースは、電池をガッチリとホールドしていてなかなか外せなかった。外側に向かって電池を押すと本体中身も一緒に外に押し出されるため、中身が飛び出さないように片手で押さえながら隙間に爪楊枝を突っ込んでジリジリ押し出していく感じになった。
電池を入れるのにもコツが必要でちょっと難しかった。
電池がプラス側の端子に押されて反対側に開いている穴に引っかかるため、電池収納スペースの奥までなかなか入らなかった。
説明書の電池交換方法に書かれている図とも構造が違うように見えました。仕様変更なのか、簡略図なのか🤔
まとめ
『Mr.Check MT418-BWC2W』、まあまあでした。
電池交換がしにくいのは明らかにマイナスで、収納ケースの作りがあまいのもちょっと減点でした。ブザーの仕様には癖があるけど、個人的には特に支障なしでした。
そういった点を含めても500円ちょいと安価なので、実測式のシンプルな電子体温計としては及第点だと思います。
「使用頻度が低い(or予備用)」+「実測式の体温計でしっかり検温したい」+「低価格重視」な場合にいいんじゃないでしょうか。