投稿やコメントを削除する前段階の入れ物になっている「ゴミ箱」の中のアイテムが自動削除される日数を変更する設定の備忘録です。
ゴミ箱内に入れられたアイテムは、初期設定状態だと「ゴミ箱に入れられてから30日で自動削除」されます。ということで、スパム/荒らしコメントの自動削除を主眼として設定を変えてみました。
設定の適用方法
ゴミ箱内アイテムの自動削除の日数設定は、「wp-config.php」ファイルを編集することで可能。
設定は1行の簡単なコードを追記するだけで簡単!
今回の設定のざっくり概要は以下の通り。
設定の手順
- 1wp-config.phpのダウンロード
- 2wp-config.phpの編集設定用のコードを追記
- 3編集したwp-config.phpをアップロード設定完了
wp-config.phpのダウンロード
まず最初は「wp-config.php」をダウンロード。
「wp-config.php」の場所は、デフォルトだと[~/public_html/ドメイン/wp-config.php]。
ファイルのダウンロードやアップロードには、「FilleZilla」や「FFFTP」などのFTPソフトを使用。




wp-config.phpの編集
次はダウンロードした「wp-config.php」を編集。
define('EMPTY_TRASH_DAYS', 30);
上記のようなコードを追記する。
数字の部分が削除までの日数になっているので任意で変更可能。7日なら「7」、30日なら「30」、180日なら「180」といった具合に。
この数字を「0」にすると、削除前の一時的な入れ物である「ゴミ箱機能」が無効になる。管理画面での表示も「ゴミ箱へ移動→完全に削除する」に変更される。
書き込み箇所
コードを書き込む箇所は、データベース情報の設定が書き込まれているところの直下あたり。「define(‘DB_COLLATE’, ”);」あたりを目印にするといいかも。
/** The Database Collate type. Don't change this if in doubt. */ define('DB_COLLATE', ''); /** ゴミ箱のアイテムが削除されるまでの日数 */ define('EMPTY_TRASH_DAYS', 30);
「/* 」と「*/」で囲まれたコメントも付け加えておくと、編集箇所が後で分かりやすい。
編集したファイルを保存するときの文字コードは「UTF-8 BOMなし(UTF-8N)」で。


とりあえず「3日(72時間)」で自動削除する設定にしました。
フィルターに掛かったスパム/荒らしコメントはチェックすらしたくないので、誤削除時に復旧するための保険も兼ねて3日くらいでいいかなと。
編集したwp-config.phpをアップロード
最後に編集したwp-config.phpをアップロードすれば設定完了。お疲れ様でした(≧∇≦)/
ちなみに、今回の設定を元に戻したい/削除したい場合は、「wp-config.php」に追記した部分を削除すればOK。
あとがき
コメント機能を強化するプラグイン『wpDiscuz』使いはじめたことで、以前から使っていたスパム対策プラグイン『Throws SPAM Away』が使えなくなったため、対策の一つとして少し設定を変えてみました。
ゴミ箱に入れた記事・固定ページ・コメントを、もっと素早くorゆっくり削除したいという場合は、設定を変えてみるといいかもしれません。