PR
スポンサーリンク

AMD Radeon RX 9070 XT Challenger 16GBのベンチマークとチューニング

当サイト管理人が購入したASRockのグラフィックボード『AMD Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB』のベンチマークとチューニングの記録。

ベンチマークに『Cinebench』、チューニングに『AMD Software: Adrenaline Edition』を使用した。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

基本情報

環境情報
仕様:AMD Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB
グラフィックスコアAMD Radeon™ RX 9070 XT
バス規格PCI® Express 5.0 x16
DirectX12 Ultimate
OpenGL4.6
メモリGDDR6 16GB
エンジンクロックブーストクロック: up to 2970 MHzゲームクロック: 2400 MHz
ストリームプロセッサ4096
Compute Units64
メモリ速度20Gbps
メモリバス256-bit
解像度デジタル最大分解能: 7680×4320
インターフェース1 x HDMI™ 2.1b3 x DisplayPort™ 2.1a
HDCPYes
マルチビュー4
TDP304W
推奨PSUMinimum PSU: 750W
電源コネクタ2 x 8 ピン
付属品1 x クイックインストールガイド
寸法290 x 123 x 56mm, 2.8-slot
Net Weight1038g

FF15やドラクエ10、その他ローカルLLMを動かしたところ、グラボの設定によるのかGPUのクロックがデフォルトでオーバークロックしているようだった(最大2970MHzのはずが3400MHzくらい出ちゃう)。

できれば低発熱(ファンの静音動作)、省電力で使いたいため、ベンチマーク&チューニングでGPUのスコア・消費電力・温度をざっくりと確認してみた。

AMD Softwareの「パフォーマンス>チューニング>GPU>カスタム」でGPUをチューニングして、ベンチマークソフト『Cinebench』でGPUスコアを測った。

チューニング設定

GPUのチューニング設定は以下の7種類。

  • (プリセット)デフォルト
  • (プリセット)効率重視
  • (プリセット)パフォーマンス
  • カスタムD1:GPUクロック-500Mhz、電力制限20%
  • カスタムD2:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%
  • カスタムD3:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+126MHz
  • カスタムD4:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+252MHz

GPUコアのダウンクロックは、仕様上はブーストクロックで2970MHzのはずだが3400MHzくらい出てしまうので、AMD Softwareで制限できる上限の-500Mhzに設定。

電力制限については、プリセットの「効率重視」が大体約10%くらいの電力制限ぽい感じだったので、手動では「20%」と「30%」で試してみた。

VRAMのオーバークロックは個体差もあるらしいので、そこそこ無難そうな5%と10%でやってみた。

各結果

(プリセット)デフォルト

  • スコア:43365
  • 消費電力(最大):321W
  • 消費電力(平均):170W
  • GPUホットスポット温度(最大):88℃
  • GPUホットスポット温度(平均):75℃
  • VRAM温度(最大):75℃
  • VRAM温度(平均):67℃

GPUコアのクロックは3309Mhz(瞬間最大)だった。負荷がかかっている時間の三分の二以上の時間で3100MHzが出ていた。

(プリセット)効率重視

  • スコア:43099
  • 消費電力(最大):315W
  • 消費電力(平均):162W
  • GPUホットスポット温度(最大):84℃
  • GPUホットスポット温度(平均):71℃
  • VRAM温度(最大):73℃
  • VRAM温度(平均):63℃

スコアはデフォルトと誤差。消費電力と温度はデフォルトとの差が5%程度しかなく、意外に小さかった。

(プリセット)パフォーマンス

  • スコア:43305
  • 消費電力(最大):301W
  • 消費電力(平均):176W
  • GPUホットスポット温度(最大):86℃
  • GPUホットスポット温度(平均):74℃
  • VRAM温度(最大):73℃
  • VRAM温度(平均):66℃

デフォルトとパフォーマンスに特段の差はなかった。

グラボ側の設定が最初からパフォーマンス的なものだったりするのかな?

カスタムD1:GPUクロック-500Mhz、電力制限20%

  • スコア:41110
  • 消費電力(最大):231W
  • 消費電力(平均):126W
  • GPUホットスポット温度(最大):75℃
  • GPUホットスポット温度(平均):65℃
  • VRAM温度(最大):68℃
  • VRAM温度(平均):60℃

デフォルトと比較してスコアは-5%程度、消費電力はしっかり-20%くらい、GPU温度も10℃くらい下がった。

カスタムD2:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%

  • スコア:40942
  • 消費電力(最大):222W
  • 消費電力(平均):133W
  • GPUホットスポット温度(最大):73℃
  • GPUホットスポット温度(平均):65℃
  • VRAM温度(最大):67℃
  • VRAM温度(平均):60℃

なぜか電力制限-20%と大して変わらない結果になった。

カスタムD3:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+126MHz

  • スコア:41613
  • 消費電力(最大):228W
  • 消費電力(平均):129W
  • GPUホットスポット温度(最大):74℃
  • GPUホットスポット温度(平均):65℃
  • VRAM温度(最大):68℃
  • VRAM温度(平均):60℃

約5%のVRAMオーバクロックによって、スコアが約1.7%上がった。消費電力や温度に顕著な差はなかった。

ベンチマークは無事に完走、画面のちらつきなどの異常も特に見られなかった。

カスタムD4:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+252MHz

  • スコア:42412
  • 消費電力(最大):292W
  • 消費電力(平均):137W
  • GPUホットスポット温度(最大):75℃
  • GPUホットスポット温度(平均):66℃
  • VRAM温度(最大):68℃
  • VRAM温度(平均):61℃

約10%のVRAMオーバクロックによって、スコアが約3.5%上がった。

瞬間的に消費電力が上がるGPUスパイクの瞬間を上手いことトラッキングしたのか、最大消費電力が292Wになっていた。その他、特に異常なくベンチマーク完走。

まとめ

スコア消費電力(最大)消費電力(平均)GPUホットスポット温度(最大)GPUホットスポット温度(平均)VRAM温度(最大)VRAM温度(平均)
デフォルト43365321W170W88℃75℃75℃67℃
効率重視43099315W162W84℃71℃73℃63℃
パフォーマンス43305301W176W86℃74℃73℃66℃
カスタムD141110231W126W75℃65℃68℃60℃
カスタムD240942222W133W73℃65℃67℃60℃
カスタムD341613228W129W74℃65℃68℃60℃
カスタムD442412292W137W75℃66℃68℃61℃
  • 室温28℃
  • カスタムD1:GPUクロック-500Mhz、電力制限20%
  • カスタムD2:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%
  • カスタムD3:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+126MHz
  • カスタムD4:GPUクロック-500Mhz、電力制限30%、VRAMクロック+252MHz

「GPUコアのダウンクロック(事実上の定格動作)」&「電力制限20%~30%」で、スコアはデフォルトと比較して5~6%低下した。

一方で、ダウンクロックと電力制限によって、消費電力は約25%、温度は約13%下がる結果になった。

VRAMのオーバークロックでは、消費電力や温度に顕著な変化はなく、スコアは1.7%~3.5%くらい上がっていた。

感想

電力制限の20%と30%に特に差が見られなかったのが意外だった。

LM StudioなどのローカルLLMで負荷をかけた場合は、(目視確認だけど)電力消費にちゃんと差が出ているようだったので(設定10%の差で想定内の概ね20~30Wの差が出る)、使用するソフトや機能や負荷のかけ方で変わるのかも。

AMD Softwareのプリセットは、電力消費や発熱具合(なるべくファンが回ってほしくない)が個人的によろしくないので、チューニングしたカスタム設定を使おうと思う。

とりあえず、「最大周波数オフセット:-500MHz、VRAM最大周波数:2518→2644MHz(+126MHz)、電力制限:-30%」で運用している。

電圧オフセットは動作が不安定になるのが怖い(いい塩梅を見つけるのも面倒くさい)ので変更していない。VRAMのメモリタイミング(高速タイミング)は調べたときにネガティブ情報が多かったので手を出していない。

VRAMのオーバークロックはGPU毎に耐性に個体差があるようなので微妙なところだが、Cinebenchの結果からするとGPUコアのダウンクロックと電力制限はデメリットよりメリットが大きいようだった。

コメント一覧

タイトルとURLをコピーしました