マウスホイールボタンのシングルクリックがダブルクリック扱いになる「チャタリング」に最近困っていたので、対策ソフトを使っての改善に挑戦!
ChatteringCanceler 2.1a
マウスボタンの劣化等、ハードウェアの不具合によって通常のシングルクリックがダブルクリック(以上の連続入力)になってしまう「チャタリング」と呼ばれる現象をソフトウェア的に抑止してくれるフリーソフト。
設定した時間より短い間隔でのクリックを無効・破棄してくれる、という事らしい。マウスの左右&ホイールの3ボタンに加えて、4・5番目のボタンにも設定可能。常駐型のソフトで、レジストリは変更されず、消費メモリは約2MBと軽い感じだった。
- 対応OS:Windows2000/XP/Vista/7(32Bit/64Bit) ※Win8でも使えそう
- 作者さんブログ:ヨン様と呼ばないで!/ウェブリブログ
- ベクターダウンロード:マウスチャタリングキャンセラの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
基本的な使い方
ダウンロードしたZipファイルを適当な場所に解凍して起動。タスクバーにアイコンが表示されるので右クリックメニューから設定を選択。バージョン情報やログファイルの出力、常駐の終了もここから可能。
設定画面には、設定内容の説明が直接表示されている親切設計。[ボタン監視設定]部分のプルダウンメニューから処理方式と監視の有無を選び、時間を設定。下部[オプション]の[優先順位]設定は推奨になっている[通常]のままでとりあえず良さそう。
●Down-Up間隔測定方式(Down-Up閾値)
指定した時間より短い間隔のクリックを無視。通常はこの方式が推奨とのこと。ほとんど遅延がないが、ドラッグの異常やチャタリングを取りきれないことがあるそう。
●イベントディレイ方式(ディレイ時間)
ドラッグの異常が起きず、ディレイ時間の調整でチャタリングをほぼ消せるが、設定上の時間だけクリックに遅延が発生する。
ハイブリッド方式は上の2つで改善できなかったり、問題がある場合に使うとよいらしい。
・参考:ChatteringCanceler 1.1 リリース ヨン様と呼ばないで!/ウェブリブログ
スタートアップに登録して自動起動
PCを起動・再起動のたびにソフトを起動する手間を省くために、スタートアップに登録して自動起動させることにした。
「ChatteringCanceler.exe」を右クリックしたメニューからショートカットを作成して、下記フォルダにドラッグ&ドロップで移動させることでスタートアップに登録できた。
効果覿面だった(∩´∀`)∩ワーイ
自分の場合、マウスホイールのボタンを1回クリックすると、2回クリックした扱いになっていた。どうもホイールボタンを押し下げた時と戻るときに、それぞれクリック判定されていたようなので、間隔時間を500mSec(0.5秒)に設定することでチャタリングをうまく防ぐことができた。
ウェブブラウザでリンクを新しいタブで開く時にページが二重に開いてしまい困っていたが改善!ELECOMの「M-FG2UP2RBUD」という2003年発売の古いマウスなのでガタが来るのも当然だなあ。
・ELECOM 2003.09.22のニュースリリース:ELECOM WEB SITE!
手に馴染み過ぎて手放せなくなり、同じものを3個買って使い続けてきたけれど、そろそろ他のマウスへの乗り換えも検討しておいたたほうが良さそうだなあ。しかし、まだまだ行けそうなので限界まで使いたいと思います。良ソフトの作者さんに感謝!