Windows11非対応のDellデスクトップPC『Optiplex7040 ミニタワー』(2016年発売)にWindows11バージョン24H2をインストールした際の備忘録です。
どんぱっぱ
無事にインストールできました😊👍
環境情報
- モデル:Dell Optiplex7040 ミニタワー
- CPU:Core i7 6700(第6世代)
- TPM:バージョン2.0対応
- グラフィックスカード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) 対応
- Windows11:バージョン24H2
Dell Optiplex7040を、Windows11の主なシステム要件に照らし合わせると下記のようになる。
プロセッサ | Core i7 6700(第6世代) ※Intel Coreシリーズだと第8世代以降が必要 |
メモリ | 4GB以上 |
ストレージ | 64GB以上 |
システムファームウェア | UEFI、セキュアブート対応 |
TPM | バージョン2.0対応 |
グラフィックスカード | DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) 対応 |
どんぱっぱ
CPUのみWindows11に非対応なPCでした。
手順
- TPM1.2から2.0にアップグレードする
- 使用しているモデルがTPM1.2から2.0へのアップグレード対象になっているか確認する
- 対象となっているならアップグレードする
- ディスクパーティションをMBR→GPTに変更する
- Windows11ではディスクのパーティション形式にGPTが必須
- ブートパーティションとWindows10がインストールされているシステムパーティションが違うディスクだったので、Windows10をクリーンインストールすることにした
- 中古で買ったPCでもあるのでセキュリティ上の理由から念のためにクリーンインストールを選択した
- BootモードをUEFIに変更してからWindows10をクリーンインストールすれば、ディスクパーティションは自動でGPTになる
- パーティション形式の確認方法
- Windowsのスタートボタンを右クリック > ディスクの管理 > ディスク0や1と表示された部分を右クリック > プロパティ > 「ボリューム」タブ > パーティションのスタイル
- Windows10をクリーンインストールする
- Windows10のインストールメディアを作成する
- BIOS画面に入って起動順序とBootモードをUEFIに変更する
- 起動順序の変更:Windows10のインストールメディア(USB)から起動できるようにする
- 「Boot Sequence」の「Boot Sequence」で「USB Storage Device」を一番上にしてUSBの起動優先順位を一番にする
- Bootモードの変更
- 「Boot Sequence」の「Boot List Option」を「Legacy → UEFI」に変更
- 参考:BIOSまたはUEFIにアクセス、ナビゲート、またはアップデートする方法 | Dell 日本
- 起動順序の変更:Windows10のインストールメディア(USB)から起動できるようにする
- Windows10のインストールメディアからPCを起動してクリーンインストールする
- ディスク内のデータは全て削除してクリーンインストールする
- BIOSのBootモードがUEFIの状態でWindows10をクリーンインストールするとディスクのパーティション形式がGPTとなる
- Windows10をWindows11にアップグレードする
- Windows11バージョン24H2
- Windows11のディスクイメージ(ISO)をダウンロードする
- ISOファイルをマウントして「Sources」フォルダを開く
- エクスプローラーのアドレスバーに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを起動する
- コマンドプロンプトで「setupprep.exe /product server」と入力する
- 「Windows Serverのインストール」と表示されるので「次へ」をクリックして続ける
- Windows11へのアップグレード完了
結果
Windows10からWindows11バージョン24H2へのアップグレードに成功。
アップグレードから1ヶ月弱が経過した時点では、互換性やその他の不具合は見受けられず、Windows Updateも正常に動作している模様。