5スロの「戦闘航空母艦(航空戦)」へと改二改装された「伊勢改二」の基本性能・特殊性能・装備構成・編成例などを色々と考察してみました!
改装条件
「伊勢改二」は、2018年6月13日のアップデートで実装。「改」から「改二」への改装(改造)条件は、[Lv88以上、改装設計図×2、試製甲板カタパルト×1、戦闘詳報×1、開発資材×80]。
”大規模if改装”ということで、必要となる資源・資材・アイテムも多くなっている。
初期装備
持参する初期装備は、[試製41cm三連装砲、12cm30連装噴進砲、25mm三連装機銃、彗星二二型(六三四空)]。
伊勢改二の改装実装時において新装備である射程[長]オプションをもつ艦上爆撃機「彗星二二型(六三四空)」を含んでいるのが大きい。
基本性能
近代化改修MAX(Lv99、対潜・耐久・運の強化なし)の基本ステータス。
伊勢 改二 | |||
耐久 | 78 | 火力 | 88 |
---|---|---|---|
装甲 | 94 | 雷装 | 0 |
回避 | 82 | 対空 | 85 |
搭載 | 57 | 対潜 | 0 |
速力 | 低速 | 索敵 | 72 |
射程 | 中 | 運 | 40/92 |
燃料 | 110 | 弾薬 | 145 |
スロット | 5(2,2,22,22,9) |
より航空機の運用に軸足を移した「戦闘航空母艦(航空戦艦)」ということもあってか、戦艦系クラスとしてみると耐久と火力が低い。その反面、回避・索敵・搭載数は大きく強化されていて18年7月時点だと戦艦系トップになっている。
そして、目を引く装備スロット数「5」は、「武蔵改二」に続いて2隻目(2018年7月時点)。また、素の射程が[中]になっているのも珍しい。
燃費に関しては最大消費が[燃料110、弾薬145]で通常昼戦一回あたり[燃料22、弾薬29]と、戦艦系としては普通。扶桑型改二より燃料・弾薬消費が「5」多いだけなので、速力[低速]の影響を受けない海域なら比較的運用しやすくなっている。
特殊性能
「伊勢改二」は装備や独自の特性などがてんこ盛りで多岐に渡るので、全般的な特性と特定の装備によるステータス補正に分けてチェック!
特性全般
- 「戦闘航空母艦(戦航母)」だが戦闘挙動・艦種の扱いは基本「航空戦艦」
- 大口径主砲は1・2番スロのみ装備可
- 艦戦・艦爆・艦偵の装備可(艦偵景雲は不可)
- 二式艦偵+射程[長]の大口径主砲で射程[超長]
- 二式艦偵+射程[超長]の大口径主砲で他の射程[超長]艦より先攻?
- 装備構成的に条件を満たせるが夜間航空攻撃は不可
- 艦爆系を装備しても陸上型を砲撃対象とする
- 12cm30連装噴進砲改二で対空噴進弾幕
- 12cm30連装噴進砲改二+対空電探で対空CI(固定+4、変動×1.4倍)
- 12cm30連装噴進砲改二+対空電探+三式弾で対空CI(固定+7、変動×1.55倍)
- WG42を装備不可
艦種は「戦闘航空母艦」だが基本的には従来通りの「航空戦艦」として扱われる模様。ただ、イベント海域での連合艦隊編成でどのように扱われるかは記事投稿時点では不明。
「改」の時と同様に特殊対空CIが可能だが、航空戦艦だと通常は装備可能な対地装備「WG42」が装備不可となっている点に注意。
ステータス補正
「彗星系の艦爆」、「瑞雲(六三四空)系」、「二式艦偵」、「41cm三連装砲改二」などを装備するとステータス補正有り。
装備 | 火力 | 回避 | 対空 | 装甲 |
彗星(江草隊) | +4 | |||
彗星二二型(六三四空) | +6 | +1 | ||
彗星二二型(六三四空/熟練) | +8 | +2 | ||
その他「彗星」系 | +2 | |||
瑞雲(六三四空) | +3 | |||
瑞雲(六三四空/熟練) | +4 | +2 | ||
二式艦上偵察機 | +3 | +2 | +1 | |
41cm三連装砲改二 | +3 | +1 | +2 | |
41cm三連装砲改二+対空電探 | +3 | +2 |
「二式艦上偵察機」と「41cm三連装砲改二+対空電探」のシナジー以外は、複数装備でもステータス補正が重複する。
大口径主砲フィット補正
装備 | 通常 | 結婚 |
46cm三連装砲 | -7 | -4.2 |
試製46cm連装砲 | -3 | -1.8 |
41cm系 | +2 | |
16inch三連装砲系 | ±0 | |
38cm四連装砲系 | ±0 | |
381mm/50 三連装砲系 | +2 | +1.2 |
38cm/38.1cm/35.6cm系 | +4 | |
30.5cm三連装砲系 | +4 |
艦種が「航空戦艦」扱いなら大口径主砲のフィット補正は上記のようになるらしい。
火力補正のある「41cm三連装砲改二」に、アイオワ砲・パスタ砲を組み合わせたり、命中重視で35.6cm系も良いかも。
装備構成例
装備構成の方向性はざっくりと「徹甲弾入りの弾着観測射撃」「航空機運用」「対空」「ニッチ」あたりに分かれそうだった。しかし、投入する海域・任務次第なので何とも言えないところ!
弾着観測射撃
やはり戦艦系は徹甲弾を積んでこそ強い!ということで[主砲×2+水偵/水爆+徹甲弾+α]の弾着観測射撃な構成。
余る1スロには「水上爆撃機、艦爆、艦戦、水戦、彩雲、二式艦偵、三式弾、対空電探」などを組み合わせることができる。
航空機運用特化
艦戦や艦爆を装備可能な特性を活かした航空機運用寄りの装備構成。
「彗星二二型(六三四空)」系や「瑞雲(六三四空)」系に、火力オプションの付いた艦戦を合わせると、ステータス補正で火力110+
になっちゃうのも面白い。
対空重視
「12cm30連装噴進砲改二」の対空噴進弾幕と合わせて特殊対空カットインを狙っていく対空寄りの構成。
補強増設スロットに「12cm30連装噴進砲改二」を装備した[主砲×2+水偵/水爆]をベースに、対空電探と三式弾などを組み合わせて対空CI。攻めよりも守りに重点を置く場合に使えるかもしれないなあ。
ニッチ構成
使う機会は多くないと思われるニッチな構成例。
左側は、「射程[超長]砲+二式艦偵」での砲撃先攻構成。真ん中は「タービン+缶」での高速化。右側は敢えて弾着を捨てる際の構成。
高速化は、ルート制御などの艦種制限が厳しいイベント海域とかで使う機会が意外とあるかもしれないなあ。
3-5「北方AL海域」
対「北方棲姫」用の潜水デコイ入りの上ルート編成[装空2+航戦1+潜水3]。ほっぽちゃんマスでの昼戦S勝利を狙う!
制空値「430~」で全マス航空優勢~制空権確保狙い、最終形態のほっぽマスも優勢以上を取っていく。
水上艦は重量級の艦種&対空噴進弾幕で、潜水艦は3隻で被ターゲットを分散して生存性を確保。
ほっぽマスでは、装空の随伴艦処理とカミ車積みの潜水空母による削りで昼戦S勝利を狙う欲張りスタイルだけど、噛合せが悪いと普通に撃ち漏らしそうでもあるなあ(;´∀`)
4-5「カレー洋リランカ島沖」
4-5の対最終形態用の準下ルート編成[戦艦2+航戦1+空母2+潜水1]。制空値を「350~」まで盛って最終形態のボス艦隊で制空権確保を狙い、弾着&戦爆連合CIで攻める構成。
「武蔵改二」と同じように「伊勢改二」も三式弾積みの徹甲弾カットイン構成が可能なので、燃費を抑えながら道中・ボス戦での活躍が期待できそう!徹甲弾の代わりに電探を積んで対空に寄せても良いかもなあ。
4-5では、前哨戦でも伊勢改二の制空補助のおかげで編成の幅が広がったのでガンガン使っていきたいところ。
5-1「水上打撃部隊、南方へ!」
マンスリー5-1任務用の編成[戦艦系3+軽巡1+(重巡+航巡)2]。制空値「164~」で全マス航空優勢~制空権確保、ボスは確定で制空権確保。
任務の編成条件的に空母を持ち込むのが難しかったため、ボス戦でのT字不利や、制空値の確保に少し難があったけど、伊勢改二のおかげで一挙に解決!
伊勢改二を航空機運用に特化させたり、戦闘航空母艦の特性を活かした砲撃&航空機運用のハイブリッド構成も手堅いだろうなあ。
5-5「サーモン海域北方」
EO海域5-5用の低速ルート編成。低速艦入りでの上側ルート制御のために「正規(装甲)空母2隻+軽空母1隻」を過不足無く含んだ[戦艦2+航戦1+空母2+軽空1]の艦隊。
制空値「420~」で、道中戦はDマス「ヲ級改」編成以外で制空権確保、ボスは航空優勢。
随伴艦を[装甲100+]のマッチョ艦娘で固めることで安定した道中突破を狙うスタイル!
軽空母の「熊野(鈴谷)航改二」は、旗艦に配置して護りつつ制空値とバルジ枠確保のために置物化したが、攻撃型軽空母で潜水艦に砲撃を吸われないため、艦攻・艦爆を積んで手数を増やすのも強そう。
6-4「中部北海域ピーコック島沖」
「伊勢改二」関連の任務でも使った6-4の秋津洲ルート編成。制空値は「133~」あたりに調整して、概ね航空優勢~制空権確保を狙った構成。
関連記事:【艦これ】単発任務「戦闘航空母艦、出撃せよ!」を攻略!
伊勢改二の装備構成としては、徹甲弾や艦戦を積むのも有効なので様々だろうが、[主砲×2+瑞雲+三式弾+対空電探+増設(12cm30連装噴進砲改二)」で、ボス戦での対地特効を確保しながら強力な対空CIが出来て良かった。
この時は未所持だった「41cm三連装砲改二」があればもう少し火力や対空を盛れる!
6-5「KW環礁沖海域」
戦爆連合CIの装空2隻を組み込んだ[航戦1+装空2+航巡1+雷巡1+駆逐1]の編成。制空値は「413~」で航空優勢~制空権確保狙い。
道中・ボス戦で敵主力に対して充分なダメージを狙えそうな、「徹甲弾弾着の航戦&戦爆連合CIの装空」×3隻で先攻できるので、割りと安定感はあるかもしれない。
連合艦隊「輸送護衛部隊」
「伊勢改二」の特殊性から組み込めるのか分からないけど、連合艦隊の「輸送護衛部隊」編成を想像してみる。
速力や艦種でのルート縛りを受ける可能性が高いだろうし(特に甲・乙では)、そもそも「伊勢改二」を「輸送護衛部隊」に組み込めるか分からないけど、使えるなら結構な戦力になってくれそうだなあ。
まとめ
「伊勢改二」は特性が多くて運用の難易度は高いかもしれませんが、編成・装備の組み合わせが色々とあって楽しいです!
「戦艦クラスとしての砲撃火力、艦戦による強力な制空、搭載22×2スロによるそれなりの航空攻撃火力、彩雲の搭載、特殊対空CI」など、基本火力の低さと速力[低速]を補う特性がたっぷりありながらも、燃費もそんなに悪くはないので各種任務・EO・イベント海域などで活躍してくれそうです。
運用について色々と考察というか想像を膨らませていますが、既に2018年度内の実装予定が告知されている姉妹艦の「日向改二」が加われば、これまたガラリと編成・装備構成が変わりそうなため楽しみです!
性能面ばかりに触れてきましたが、「伊勢改二」のグラは艤装の主砲・飛行甲板、弓矢も持っている感じが「戦闘航空母艦」ぽくて格好良いので好きです。
あと、出撃時やMVP時の台詞で「日向遅いよ、置いてくからね?」「どうなのさ日向、おとなしいじゃん」と、妹の日向師匠にちょっかいを出す感じも、かわいい&タイムリーなのもあって”つぼ”です(≧∇≦)b