いまいち意味を知らなかったりする「カタカナ語(外来語)」を、パッと見てすぐ分かる「超訳」と用例&解説で教えてくれる事典を読んだ感想&レビュー記事です!
作品情報
- タイトル:すっきりわかる!超訳「カタカナ語」事典
- 著者:造事務所 編著
- 出版社:PHP研究所(PHP文庫)
- 発売日:2012年4月
- 価格(税込):679円
- ジャンル:外来語、事典、辞典、雑学
内容紹介
概要
収録されている「カタカナ語」の数は「256」。全10章構成で各章に25~27語が収録されている。
さらに各用語に関連する類義語や対義語も解説に含まれていることがあるので、実際はもっと多くのカタカナ語を知ることができる。また、巻末に50音順の索引もあるので辞書のように用語を引くことも可能。
- 第一章:おとなになっても意味不明なインテリ語
- 第二章:「知らないのは自分だけ?」な日常語
- 第三章:なんとなくわかるけど説明できない曖昧語
- 第四章:新聞・ニュースに頻出する時事語
- 第五章:ビジネス貝合に何気なく出てくる業界語
- 第六章:聞いたことあるけど使えない経済・金融語
- 第七章:生活シーンで目にする「?」なカタカナ語
- 第八章:女性には常識の食・美容・ファッション語
- 第九章:出てくるとお手上げのIT用語
- 第十章:知らないとはいいづらい最新流行語
構成
各用語のページは1~2ページで構成されていて、右側の「用語、超訳、用例」の後に解説が続くデザイン。用語によっては説明を補足する図説・イラストが載っていることもある。
画像引用:すっきりわかる!超訳「カタカナ語」事典 | PHP研究所 | 114~115P
一発で意味を掴みやすい「超訳」と、使う場面を想定した「用例」の後に、直訳・本来の意味・用語の成り立ちなどの「解説」が続いて、上手くまとまっているため読みやすかった。「超訳」だけで用語の意味を早とちりすることもないだろうし良い感じ!
そして、本書の肝となる「超訳」は結構大胆に訳されていて、全体的にユーモアを感じられるものが多い印象だった。
例えば超訳だと【ブラックスワン=「ありえへん!」な事態】になっていたり、【プロキシ=ネット上の影武者】など。全く知らないジャンルのカタカナ語だったとしても何となくイメージが湧いてきそうな訳も多くて面白かった( ´∀`)bグッ!
感想まとめ
収録されているカタカナ語の8割くらいは何となく知っていましたが、意味を理解していたのは半分程度でちょっとショックでした(ノ∀`)アチャー
特に「経済・金融語」「食・美容・ファッション語」は、知らない・分からない用語が多かったので興味深かったです。
1用語1~2分程度でサクッと手軽に読めるタイプの本で内容は深くないですが、すきま時間に手軽に楽しめる雑学本などが好きな人にはおすすめできそうな一冊でした!