小泉成器のフェイス&ボディーシェーバー『KLC-0711』のレビュー・紹介記事です。
顔の産毛や耳毛の処理に使っていた電動シェーバー『ER402』が電池の液漏れで故障。しばらく産毛用のカミソリを使って剃っていました。
しかし、やはりカミソリを使って手で剃るのは「面倒くさい」&「カミソリまけする」ということで、『KLC-0711』を購入してみました。
『KLC-0711』は、産毛、眉毛、その他ボディ用の3用途に使えて、単4電池で動く低価格が売りの電動シェーバー。1ヶ月くらい使ってみた感じだと結構良かったのでご紹介!
基本情報
『KLC-0711』は、小泉成器が製造・販売している電動フェイスシェーバー。
3つのアタッチメントが付いていて「顔の産毛・眉毛・ボディ用」の3用途で使うことができる。
- 型番:KLC0711/P・A
- 電源:単4アルカリ乾電池×1本(DC1.5V/別売り)
- 使用回数(電池):1回5分で約12回=約60分
- 機能:産毛・眉毛・ボディの3WAY
- アタッチメント:フェイス、マユ、ボディ用
- 付属品:収納スタンド、収納カップ、ブラシ
- 本体寸法:19×16×145mm(フェイス用アタッチメント装着時)
- 本体重量:約20g(本体のみ/電池なし)
- カラー:ピンク(KLC-0711/P)、ブルー(KLC-0711/A)
- 保証:購入から1年間の無料修理
- 発売日:2004年
- 参考(メーカーHP):フェイス&ボディーシェーバー KLC-0711/P・A|KOIZUMI(コイズミ) 小泉成器
2020年7月にヨドバシ.comで購入時の価格は「1,360円(送料/税込)」。記事を書いている2020年8月時点ではAmazonでの価格が「1,200円台」で最安値だった。
価格は「1,500円」前後のようです。この手の電動フェイスシェーバーとしては安いほうですな。
発売年は2004年(!?)だそうで、ロングセラー商品のようです。
梱包と外箱
梱包は、特に変わったところもなく、普通(いつものヨドバシ)の段ボール箱。
商品はビニールと輪ゴムでしっかり固定されていた。
色は「ブルー」を選択したので型番は「KLC-0711/A」。外箱はプラスチックで、青が基調になっている。
外箱の開封は、上側から折り込んであるツメを外すだけなので、ハサミやカッターは不要。
簡単開封は助かります(≧∇≦)b
めちゃくちゃ頑丈なプラスチックパッケージで開封に難儀することもありますからなあ。防犯上とかで必要なのかもしれませんが…。
上記関連記事のオーラルBの箱には苦戦しました。
アイテムチェック
内容物は、「本体、アタッチメント3種(フェイス/マユ/ボディ)、収納スタンド、収納キャップ、ブラシ、取扱説明書、保証書、注意書き」。
本体サイズは、アタッチメントを装着した状態で、長さ約14.5cm。重さは、電池込みだと約30g。
付属品のブラシとキャップは、特にコレといってなし。
収納スタンドは、直径4cmくらいの円形台座。長さ14.5cmくらいの本体を立てると、ちょっと手があたっただけで倒れそうなので使っていない。洗面所の狭い場所に置く場合は落下が怖いかも。
収納は、100均で少し余裕のある袋とか布製の筆箱(刃を傷つけないように内側が柔らかい素材のもの)を使うといいかも。
電池ケースは、本体下部のカバーを外した部分。カバーは単に押し引きしてはめ込むタイプ。
アタッチメントの付け替えは、本体と凸凹を合わせて「押し込む/引っ張る」&「90度回す」だけ。
使用感
フェイス&ボディーシェーバーということで「切れ味」「安全性」「総合的な使いやすさ」などをチェック!
切れ味/使い勝手
KLC-0711の刃の作動方式は、固定刃と可動刃で毛を挟んでカットするタイプ(縦方向に可動刃が動く)。
フェイス用アタッチメントで顔の産毛・耳毛などの顔剃り用に使って見た感じだと、使用一ヶ月での切れ味抜群で、綺麗に剃ることができている。
フェイス用アタッチメントの場合、肌に対して20°~30°の角度で、毛の流れに逆らうように剃ると上手くいく。
説明書にも書いてあるが、可動刃を下側にすると深剃りが可能。フェイス/マユ用の場合、スイッチがある「表側が固定刃」「裏側が可動刃」なので、向きを変えることである程度制御できる。
以前使っていたナショナル(現パナソニック)の「ER402」と比較すると、「アタッチメント自体がやや太い」&「刃が先端部分にまで配置されていない」ので、顔や耳の構造が複雑な部分に生えている産毛の剃りやすさでは構造上劣っていると思う。
眉用アタッチメントは使っていないのだけど、刃の構造は単にフェイス用よりも幅が狭いだけのようなので、眉や鼻の際のあたりにも使いやすいかも(切る長さの調整は出来ない/根本から剃るため)。
ボディ用アタッチメントはT字型で、他の2種類よりも刃が付いている幅が広い。おじさんの濃いすね毛も普通にモリモリ剃れて、本体サイズにしては割りとパワーがあった。
腕や足、脇もまあスイーッと剃れた(※普段剃らないのでよくわからないが、試しに剃ってみた感じでは剃りやすそう?)。
ただ、毛量が多いと、刃というかアタッチメントに”毛がたまっていく”ので、ちょくちょく振り落としたり、ブラシで取り除く必要あり(おそらく濃く太い体毛を剃る使い方は想定されていない)。
鼻毛も剃れます(鼻の穴の入り口付近)。針金みたいに強力な太い髭はさすがに上手く剃れません。
対「細い毛」用といった感じです。
安全性
自分で1ヶ月使用してみた範囲だと、使用後にヒリヒリしたり、肌が赤く腫れるような、カミソリ負けはなかった。
刃先は丸くなっているので、チクチクしたり痛かったりはしない。また、固定刃と可動刃の長さには0.7mmくらいの差も設けられているので、肌に強く押し当てるなど加減を間違えたりしない限りは、怪我をすることもないと思われる。
注意点として、この手のシェーバーは、刃が欠けていたりすると、危ないし痛い思いをするので、使用時は要チェック!
私はアトピー性皮膚炎で、肌が弱いですけど、特に負けたりはしませんでした。
使いやすさ
スイッチ操作
スイッチは、本体の中上部にあるスライド式。
特に使いやすいという感じもないけれど、これといって不便なわけでもない。
作動音
作動音はER402に比べると「やや大きい」くらいな感じ。
日頃からひげ剃り用の電動シェーバーとか使っている身からすると”うるさい”とは感じない。
使用後のお手入れ
アタッチメントのお手入れは、まあまあしやすい方だと思う。
ブラシで適当に残った毛を払って、水で洗い流して(お湯の場合は45℃以下)、拭いた後に乾かせばOK!
電池持ち
電池の持ち時間は、仕様上は約60分(1回5分として約12回)。
自分の使用頻度は、週に2~3回、1回あたり約2~3分。単4エネループのスタンダードモデル(電池容量750mAh)だと、おそらく30分くらいは持つと思われる。
充電池でもちゃんと動きました。
使用頻度や他の用途の有無にもよるでしょうが、長期利用前提なら充電池がコスパいいですね。
追記:約1年経過時の状態
- 期間:2020年7月~2021年7月頃(約1年)
- 頻度:週に2回、1回あたり2~3分
- 用途:顔・耳などの産毛剃り
上記条件にて、記事更新時点では動作・機能は正常。特に故障・不具合は出ていない。
切れ味については、実感できるほどの顕著な低下は無し。主にフェイス用のアタッチメントを使っているのだけど、使い始めとあまり変わらない印象。
安いアイテムだけど数ヶ月で壊れてしまうほどちゃちな作りではなかった模様。ただ、頑丈な作りってわけでもなさそうなので慎重に扱いたい。
特に動作部位であるアタッチメントとその接続部、それから電池ケースも、使用中・着脱中に壊れやすい箇所と思われるため、丁寧に扱って壊さないようにしたいところ。
保証期間の1年を無事に突破しました。コスパ的にも及第点を超えたと思います。
まとめ
『KLC-0711』は、価格の割にはちゃんと使えるので、使用開始から1ヶ月ちょいの評価では「結構良い感じ」といったところです。
長く愛用していた耳毛カッター『ER402』の代わりに使ってみたところだと、耳まわりの細かいところの産毛を若干カットしにくいのが弱点でしょうか。
それ以外では特に大きな不満はなく、顔の産毛剃り用の電動シェーバーとしては、低価格なのも加味すると悪くない選択だと思います。
顔や耳の産毛の処理はカミソリだと「面倒&負ける」事もあるので、手頃な価格でボディ用も兼ねた肌に優しい電動シェーバーを探している人にはいいかもしれません。
関連商品
10年以上使っていたパナソニックの『ER402』。
耳毛カッターですが、顔の産毛や鼻毛などのムダ毛処理にも使えます。
眉用2種類のコームが付いた、パナソニックのフェイスシェーバー『フェリエ ES-WF41』。