大体1000円以下の低価格で低音がちゃんと聴こえるPanasonicの密閉カナル型イヤホン「RP-HJE150」を使ってみての感想&レビュー記事です。
商品情報「RP-HJE150」
パナソニック「RP-HJE150」は、概ね1000円以下で買える密閉カナル型の有線イヤホン。
発売日は2008年だが2019年4月時点でもAmazon・楽天などで購入可能な人気のロングセラー商品となっている。
「RP-HJE150」の特徴を端的に言うなら「安いけどちゃんと低音が聴こえるイヤホン」。
音楽・楽器・AV機器の素人でも、間に合わせで買った100円ショップのイヤホンと聴き比べた時は「全然違う!!」と驚いた。
- 型番:RP-HJE150
- コードの長さ:約1.2(※60cmのショートコードタイプも有り)
- 形式:密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン
- 使用ユニット:直径10.7mm
- インピーダンス:16Ω
- 音圧感度:100dB/mW
- 最大入力:200mW
- 再生周波数帯域:6~23,000Hz
- プラグ:ステレオミニプラグ(直径3.5mm、ストレート型、24K金メッキ)
- 質量:約11g(コード含む)、約3g(コード除く)
- 付属品:イヤーピース(XS/S/Mサイズ)
- 色柄:9色(ブラック、ホワイト、レッド、ピンク、イエロー、ブルー、グリーン、オレンジ、パープル)
- メーカーサイト:RP-HJE150 | Panasonic
直径3.5mmのヘッドフォンジャックがついているパソコン・スマホ・タブレットPCなどで使用可。iPhoneは、型によっては変換アダプタが必要。
再生・停止などの操作ボタンや、マイクなどの機能は付いていないシンプルなカナル型イヤホン(インサイドホン)となっている(耳の穴に入れて装着するタイプ)。
「RP-HJE150」のコードは約1.2mだが、同シリーズ姉妹品でコードの長さが半分(60cm)になっている「RP-HJS150」もあるのでチェックしてみるのも良いかも(コードの長さ以外は同じ仕様だが色柄は4色)。
外観・本体
全体
コードの全長は約1.2m。左右のヘッドホン(スピーカー)部分は、Y字型で分岐する作りとなっていて長さは約40cm。
分岐の根本に付いているスライダーを上げておくと、分岐からの絡まりは多少防げる(実際はコード全体が絡まっちゃうことが多いけど)。
プラグのタイプは、真っ直ぐな「ストレート型」になっているので、接続するデバイスや使い方によってはL字型の変換アダプタがあると便利かも。あと、延長コードもあると地味に役立つ。
ヘッドホン
パッケージにも大きく「Natural Fit(ナチュラルフィット)」とあるように、自然で快適な装着感も売りになっている。
長時間付けていても痛くなったりしないので良い感じだった。
イヤーピース
付属するイヤーピースは、「XS、X、M」の3サイズ。自分は一番大きなMサイズでぴったりフィットだった。
密閉カナル型で周囲への音漏れはほぼ無いので心配なし!あと、遮音性もそこそこあって、周囲の雑音をある程度防ぎながら使えるのも地味に嬉しい。
使用感
2014年3月頃、長く使っていたSONYの耳掛け式ヘッドホンMDR-Q33(発売日:2000年5月)が壊れて左側の音が聴こえなくなったので、急遽100円ショップで買ったイヤホンを使い始めてみると、音にこだわりを持たない自分にもわかる違和感があった。
「なんかシャカシャカしてる!」。その100円イヤホンもカナル型で耳の穴にスポッと突っ込むタイプなんだけれど、ちゃんと装着してるのにまるで他人が着けてるヘッドホンから音漏れして聴こえてくるような、あの”シャカシャカ”したスカスカの音だった。
なんて言えばいいのか分からないけど「あれ」が足りない!あの音、ドンドンズンズンくるあれだよ、あれ・・・「低音!」。
そこで「低価格」と「低音」に重点を置いてググったりして調べた結果、アマゾンで見つけたのが「RP-HJE150」だった。
2014年3月31日注文時点での価格は845円、ブログ書いてる2015年1月9日だと667円で送料無料。アマゾンでの評価も良かったので、早速ポチっと買って、届いたものを使ってみると…、( ・∀・)イイ!!
「うんうん、これこれ、低音しっかり聴こえてる!」という感じで、あくまで主観的なものだが、これは嬉しかった。
音質だの何だのってよくわかんないし、音を慣らすエージングというのもしてなかったけど、素人ながらに「少なくともこのくらいのクオリティーは欲しい」と思う及第点の上を行く音を実感できた。
タッチノイズ対策
安くて音もいい感じのRP-HJE150だけど欠点もあって、それはタッチノイズ。
カナル型のイヤホンは耳の穴(外耳)に挿し込んで使うので、細かい小さな音もしっかり聴き取りやすい反面、体や服にコードが触れると「ガサガサ」「ゴソゴソ」と「聴診器かっ!」みたいな音がしてしまうのが厄介。
そこで役立つのが「SHURE(シュア)掛け」「耳掛け」と呼ばれる掛け方・着け方。
普通にイヤホンを装着してダランと下に垂れているコードを耳の上に掛けるという方法で、これを使うとタッチノイズがそんなに気にならないくらいに軽減できる。これは言葉より画像の方が分かりやすい。
ただしこのRP-HJE150は下に向かってコードが出ている構造上、シュア掛けを前提にしていないイヤホンなので、耳に掛けるときに付く角度でコードの根っこに負担がかかり過ぎないよう優しく扱わないと断線のリスクが高まりそう。
自分のは10ヶ月位シュア掛けっぽい感じで使って、壊れたり不具合がでたりはしてない。故障するまで4年使った結果、結局ヘッドホン(スピーカー)側のコードは断線せず、プラグ側のコードがダメになった。
故障(追記:2018年7月)
2017年の暮れあたりから右側ヘッドホンの音量がやや小さくなったような気がしていたが、2018年の3月頃に遂に右側の音が大幅に小さくなって実用できないレベルとなり、事実上「故障」。
プラグ付近のコードを弄るとノイズが入って音量が変化するような状態だったので、プラグ側のコードが断線したと思われる。
2014年に購入して「約4年」使えたことになるので本当に大往生だった、「RP-HJE150」ありがとう!
Amazonのレビューなどを見ると、1年前後で不具合や故障が出始めたという情報もチラホラ見かけるが、バラつきはあるだろうけど使い方によっては長持ちするケースもあるようだった。
まとめ
「RP-HJE150」は低価格ながら高品質で、振り返ってみて「良いイヤホンだったなあ」というのが率直な感想でした。
安くてそれなりに質の良いイヤホンを探してる人にならコストパフォーマンスが良くて満足度の高いアイテムだと思うのでおすすめです!