この記事ではAndroidアプリ『mediaReScan』の使い方・設定方法について解説しています。
ストレージ上は確かに存在しているファイルなのに、音楽・動画・画像を再生・閲覧するアプリ上ではなぜか表示されない🤔❓
というような問題を改善するアプリです。
基本情報
『mediaReScan』はAndroid OSで使用できる基本無料のアプリです。
基本的な機能は、「音楽・動画・画像・ドキュメントファイルなどを認識するシステムの不具合・不整合を更新することで、アプリなどでの表示を正常化する」というもの。
機能の性質に小難しいところがあるので、ざっくり要約すると下記のようになります。
おおよそ以下のように考えておけばよいかと思います。
アプリ名 | mediaReScan (メディア リ スキャン) |
---|---|
バージョン | 1.0.86 (最終更新日:2023/02/23) (確認日:2024/05/01) |
提供元 | Hiroyuki Mizuhara |
Android要件 | 5.0以上 |
インストールサイズ | 約19MB(※端末による) |
価格 | 無料(広告あり) |
基本的な使い方
mediaReScanには「簡易」と「詳細」、2つのモードがあります。
簡易モード
簡易モードは、画面下部「簡易モード / 詳細モード」切替ボタンから開くことができます。
簡易モードでは、スキャンしたい種類のファイル「音楽」「画像」「動画」「ドキュメント」にチェックを入れて、「スキャン開始」をタップします。
途中でスキャンをやめたい場合は、「スキャン中断」ボタンをタップします。
スキャンが完了すると「メディアストレージの更新処理が完了しました」と表示されます。
ファイルが正常に表示されなかったアプリを実行して確認してみてください(すでに実行中の場合は一度終了させてから再度実行)。
簡易モードは基本これだけ!簡単です👍
ファイルの数が多くてスキャンに時間がかかる場合は、スキャン対象とするファイルの種類を絞ることで短縮できます。
さらに細かくスキャンしたい場合は詳細モードを使用します。
詳細モード
詳細モードは、画面下部「簡易モード / 詳細モード」切替ボタンから開くことができます。
画面上部の「(新規追加)」から、ディレクトリ選択画面に移動して、スキャン対象としたいディレクトリを選んでOKをタップします。
スキャンしたいディレクトリを追加し終えたら、「スキャン開始」ボタンをタップ。スキャンが始まります。
スキャンにかかる時間
簡易モードでのスキャンにかかる時間は、下記の条件で9~10秒くらいでした。
- 画像:3668件、1.37GB
- 動画:11件、1.42GB
- 音声:81件、1.25GB
- ドキュメント:390件、1.41GB
- 端末:moto g50 5g
ファイル数が多い場合は、詳細検索で範囲を絞らないと数分以上かかるのかもしれません。
設定について
メイン画面下部にある「ファイルサイズチェックを省略」を有効にすると、スキャン時間がいくらか短縮されるようです。「無効:9~10秒」→「有効:7~8秒」に。
「メモリー使用量を抑える」を有効にすると、極端にスキャンが遅くなりました。「無効:9~10秒」→「有効:1分以上」に。
「メディアストレージ」ボタンをタップすると、Android12では「com.android.providers.media」のアプリ情報が開きました。
あとがき
メディアストレージの不具合は、私の環境ではPCからAndroid端末の内部・外部ストレージ(microSD)にファイルを転送した場合や、ネットからダウンロードしたファイルでたまに起きているようです。
はっきりとした再現性がなく、数ヶ月に一度程度(?)と頻度も低いため、いまいち掴みどころがないのですが、mediaReScanを使うと改善するので助かっています。
画像ファイル、音楽ファイル、動画ファイルなどを一覧表示する機能をもったアプリで、存在するはずのファイルが正常に表示されないときは、mediaReScanを試すと改善するかもしれません。
ファイルが正常に表示されない理由は、ファイルそのものが破損してる場合もあるため、仮に改善しなかったとしても、状況判断の絞り込みに役立つかと思います。