サンディスクブランドのSSDで使えるWindows用の公式ユーティリティソフト『SanDisk SSD Dashboard』の設定などに関する備忘録記事です。
ソフトについて
『SanDisk SSD Dashboard(サンディスク SSD ダッシュボード)』は、サンディスクのSSDで使えるWindows用の公式ユーティリティソフト。
大体以下のような機能・特徴を持っている。
- SSDの状況確認(空き容量・温度・残り寿命など)
- ディスクへの読み書きをモニタリング
- TRIMタスク/ディスク書き込みキャッシュの設定
- ファームウェアの更新
- ドライブの健全性診断(S.M.A.R.T)
- デバイス・システム情報へのショートカット
- 日本語で使用可能
大部分の機能はWindowsの標準ツールやその他の汎用ディスクユーティリティで代用できる。そのため、主な使い道は「ファームウェアの更新」と「S.M.A.R.Tでの健康診断」あたり。
環境メモ
SDカードやUSBメモリを買う時によく利用している楽天市場のショップ『風見鶏』で購入した海外リテールの「型番:SDSSDA-240G-G26」です。
使い方
インストール
ソフトのインストールはダウンロードしたセットアップ用のexeファイルを実行するだけ。
言語選択をするくらいで特に引っかかるところはないと思われる。
「ステータス」タブ
ソフトを起動時に表示される「ステータス」タブ。
UI上部には選択したSSDの「モデル、ファームウェアバージョン、ドライブの健全性、セキュリティ、デバイスの選択メニュー」が表示。
その他「容量、ボリューム、温度、余寿命、インターフェース」など、全体のステータスが確認できる。
セキュリティ:フリーズしました
セキュリティの項目に表示される「フリーズしました」に一瞬ギョッとした。
しかし、これは「Security Frozen」とか「Security Freeze Lock」と呼ばれるセキュリティ機能が有効という意味らしいので特に問題なし。
余寿命
パーセンテージで表示されるSSDの寿命。
約半年の使用で99%になっていた。
「パフォーマンス」タブ
「パフォーマンス」タブでは、転送速度/読み書き/温度状況のモニタリング、TRIM/書き込みキャシュの設定が可能。
Windowsの各種ツール・設定画面へのショートカットリンクなどが用意されていて地味に便利かもしれない。
「ツール」タブ
ツールタブには、ユーティリティ機能と、デバイス・システムの詳細情報がある。
ユーティリティの項目には、「ファームウェアの更新、ドライブの消去、S.M.A.R.T診断/表示」の機能。さらに、ドライブのクローンを作成できるバックアップソフト「Acronis True Image」のWestern Digital Editionへのリンクがある。
詳細情報の項では、シリアル番号なども含めたドライブの詳細情報と、PCのOS・モデル・プロセッサなどのシステム関連情報を見ることができる。
「設定」タブ
「設定」タブでは、本ソフト自体の設定をいくつか変更可能。
オプションで「起動設定、温度表示(摂氏/華氏)、バックグラウンドでのタスク許可、ダークモードON/OFF、言語設定」。
アプリケーションの更新も確認できる。
その他
最小化でタスクトレイ格納
メインUIの「閉じる」ボタンで最小化されてタスクトレイに格納、常駐する。
アイコンにマウスオーバーすることで、ドライブの健全性、通知、空き領域、温度を表示可能。
このアイコンを右クリックして「終了」でプログラムが終了する。
メモリ消費
メモリ消費は、アクティブ状態で150MB、最小化で100MBくらいになっていた。
起動・画面切替・診断などの動作は概ね軽快だけど、メモリへの不可はちょい重めな印象。
バックグラウンドに常駐させておく必要は特に無いので、必要なときだけ起動して運用する予定。
他のユーティリティソフト
SSDの温度・健康状態などの情報を確認できる同種のユーティリティソフト「CrystalDiskInfo」と「HWiNFO」(どちらもフリーソフト)。
個人的には上記2つのユーティリティとWindows標準ツールで大抵間に合う感じです。サンディスクのは、たまのファームウェア更新確認と健康診断に使う感じです。
ということで、「サンディスク SSD ダッシュボード」の備忘録でした。