Windows10のPCでGoogle日本語入力のサジェストと変換候補が空白になって表示されなくなった場合の対処方法をまとめた備忘録記事です。
不具合の症状
主な症状は、『Google日本語入力』を使用して(ローマ字入力で)日本語に変換しようすると、「サジェスト(予測変換)」と「(通常の)変換候補」のリストが空白になって表示されなくなる、というもの。
特定のソフト・アプリだけでなく、システム全体でサジェスト・変換候補が表示されない状態になる。
リストが表示されないだけで変換そのものは可能だけど、事実上は日本語入力が使い物にならなくなる厄介な不具合!
数ヶ月に一回程度の頻度で稀に発生するが、再現性がなくて謎な現象。ただ、対処法は簡単なので特に困るものでもなかったりする。
不具合の原因
似たような症状が発生する原因は色々あるようだが、Googleのヘルプフォーラムや先人達の情報から、自分が遭遇したケースは「Google 日本語入力レンダラー(GoogleIMEJaRenderer.exe)」が原因となっているようだった。
「Google 日本語入力レンダラー」というのは、Google 日本語入力が表示している入力中の文字や変換候補ウィンドウを表示しているプログラムです。
このプログラムは、システムに常駐する形で対象アプリケーション (この場合は Microsoft Office 2010) とは別に動いていて、
Google 日本語入力で変換を行うたびにウィンドウの表示・非表示を切り替えています。
その他にも、Windowsのユーザープロファイルの変更や、Google日本語入力をインストールしたフォルダを移動させた際などにも、同様の不具合が発生するケースがある模様。
対処法
「Google 日本語入力レンダラー(GoogleIMEJaRenderer.exe)」に起因する場合は、以下の順序で解消できると思われる。
- GoogleIMEJaRenderer.exeがセキュリティソフトにブロックされていないか確認
- タスクマネージャーで「Google 日本語入力 レンダラー」を終了させる
- 事実上の再起動(終了させても自動で再起動する)
- Windowsの再起動
- Google日本語入力のアンインストール→再インストール
「Google 日本語入力 レンダラー」を終了(再起動)させることで「サジェスト」「変換候補」が空白になる不具合が解消された。
「Google 日本語入力 レンダラー」の再起動でだめな場合は、システム関連のアップデートなどに絡んで発生しているかもしれないので、不具合発生時の基本的な対処方であるWindowsの再起動を試してみる。
それでもだめなら、プログラムファイル自体が破損している可能性も考えられるので、Google日本語入力のアンインストール・再インストールも手になりそう。
まとめ
今回の不具合は繰り返し偶に発生しているのですが、その度に「あれっ、何これ!?」といった感じで対処法を忘れているため、ブログ記事にして記憶への定着を狙いました。
バックグラウンドの常駐プログラムが原因ぽいということで、とりあえず「再起動」が有効な対処方法となっているようです。