この記事では、ブラウザ内のテキスト入力フィールドを検索して一括置換できるChrome拡張機能/Firefoxアドオン『Find & Replace for Text Editing』の使い方と設定方法を画像付きで解説しています。
誤字・脱字・衍字・言い換えたいフレーズをWebページ内で素早く検索&一括置換できる拡張機能です。
基本情報
『Find & Replace for Text Editing』は、ウェブブラウザ「Google Chrome」「Microsoft Edge
ブラウザに表示されているテキスト入力フィールド内のテキストを検索して、個別あるいは一括で内容を直接置換することができます。正規表現での検索・置換も可能。
検索対象とするテキスト入力フィールドは、「個別~ページ内のほぼ全て」と指定できる範囲に柔軟性があります。
拡張機能名 | Find & Replace for Text Editing |
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バージョン | 1.4.1 最終更新日:2024年2月14日 |
提供元 | Dalimil Hajek |
サイズ | 948KiB |
評価 | おすすめバッジ付き 6000ユーザー |
作者サイト | Find & Replace Extension for Text Editing |
基本的な使い方
- 拡張機能インストール後に特別な設定は不要(ツールバーに固定しておくと便利くらい)
- 検索対象にしたいテキスト入力フィールドをクリックや範囲選択で選択状態にする(フォーカスする)
- 『Find & Replace for Text Editing』を起動する(ツールバーのアイコンをクリック)
- 検索&置換する
検索対象のテキスト入力フィールドを指定する
『Find & Replace for Text Editing』の検索機能を使うには、まず検索対象となるテキスト入力フィールドを指定して選択状態にする必要があります。
テキスト入力フィールドが検索されていない状態だと下図のように「No Target」と表示されます。
検索対象としたいテキスト入力フィールドを指定する方法は「クリックして選択状態にする(フォーカスする)」だけ。
テキスト入力フィールドが指定された状態で拡張機能を起動(アイコンクリック)すると、選択されている範囲に青い枠が表示されます。
WordPressのブロックエディタの場合だと、概ね下図のように指定するかたちとなっていました。
検索&置換する
対象となるテキスト入力フィールドを指定したら、『Find & Replace for Text Editing』を起動して「Find」と表示されているボックスに検索ワードを入力、「Replace with」のボックスに置換ワードを入力します。
個別に置換するなら「Replace」ボタン、一括で置換するなら「Replae all」ボタンをクリックで完了。
検索ワードにヒットしたテキストはハイライトで強調表示されます(ヒットしたテキストは青、選択中のテキストはオレンジ)。
設定と機能関連
- 「Advanced Options」にチェックで正規表現での検索機能などが表示される
- 「Save to Favourites」で検索&置換設定をお気に入り登録可能(★アイコンから呼び出せる)
- お気に入り機能(時計アイコン)から履歴を閲覧可能
- テンプレート機能(本アイコン)からテキスト入力フィールドに自動入力できるテンプレートを設定可能
- ヘルプ画面(?アイコン)から匿名化されて収集される使用状況レポートのオプトアウトが可能(ON/OFF)
【おまけ情報】類似の拡張機能
- Chromeバージョン: 124.0.6367.158(Official Build) (64 ビット)
- WordPressバージョン:6.5.3
上記の条件で試したところ、不具合があったり動作が不安定だった類似の拡張機能。
- Search and Replace
- バージョン:2.0.9、日本語入力変換時のEnterで置換が実行されてしまう
- X Word Replacer
- バージョン:1.0.4.1、動作せず
- Find Replace
- バージョン:1、動作せず
あとがき
『Find & Replace for Text Editing』、なかなか便利で使いやすいです👍
記事を書いている途中に間違いに気付いたり、特定のフレーズを書き換えたいときに、ささっと一括置換できるところが気に入っています。
複数のブログ記事の内容をがっつり一括で置換する場合に便利なWPプラグイン『Search Regex』と使い分けるといい感じでした。
WordPressでのブログ執筆以外にも、Webページ上で利用するメール、フォーム、フォーラム、SNSなどでも使えます。
ブラウザで表示しているWebページ内のテキストフィールドを、外部のツールに頼らずにその場で手軽に修正したいようなケースが割とあるなら有用だと思います。