Amazon Fireタブレットの充電が極端に遅くなったり、充電ができない場合の対処法をまとめた備忘録記事です。
2019年版のFire7タブレットを使用しているのですが、充電が遅くなる・進まなくなるトラブルに遭遇したので、忘れないように注意点も含めて記事にしました。
バッテリー残量が充電を開始しても1時間に2~3%しか増えなかったり、ある一定以上からまったく増えない症状の場合には効果があるかもしれません。
対処方法
- Fireから充電器とケーブルを取り外す
- 電源アダプタ/ワイヤレススタンドなど
- 電源ボタンを40秒間長押しする(もしくは端末が再起動するまで)
- 電源オプション[電源オフ/再起動]が表示されてもそのまま押しっぱなし
- ケーブルをアダプタと端末に接続
- アダプタをコンセントに差し込む


Fireタブレットは、電源ボタンを40秒間長押しすると「強制再起動」します。充電がうまくできなくなった場合は、とりあえずこの再起動を試すのが基本的な対処のようです。
過去に遭遇した充電トラブルでは、この方法で正常に充電できるようになりました。
原因と対策
高温・低温で発生しやすい
充電の不具合は過去に3回(2019冬/2020夏)あったのですが、いずれも「部屋がやたらと暑い・寒い」時でした。
冬場は室温が5℃くらいの「低温下」で、夏場は室温が30~36℃くらいの「高温下+負荷の高いアプリで端末が熱くなっている状態」での充電で発生していました。
原因はFireに搭載されている「リチウムイオン電池」の温度にありそうです。
充電時の適温
- 使用温度/充電温度:5~45℃
- 無難:10~35℃
- 理想:15~25℃
バッテリーの温度に起因する充電時の不具合対策は、「充電は端末温度や室温が10~35℃の範囲内で行う」あたりが落としどころになるのかなと思います。


負荷の大きいアプリで端末が熱くなっている場合は、少し時間を空けて冷やすのもコツになりそうです。
その他の可能性
前述の強制再起動で改善せず、充電時の温度にも問題がないのにうまく行かない場合は、Fireタブレットの設定によるソフトウェア的な問題、あるいは「充電池、充電器、ケーブル、コネクタ」など端末や周辺機器のハードウェア的な不具合・故障が考えられるようです。
そういった場合は、まず最初にハードウェアの簡単なセルフチェックで原因を絞り込みます。
ハードウェアのセルフチェック
充電器やケーブルの故障を確認するために、それらを別のものに交換して充電を試してみたり、別の端末に接続して動作をテストします。ケーブルを替えて充電が上手くいくようなら、その辺りが怪しいといった具合に。
また、接続部分のコネクタ(端子)の異常(変形や汚れなど)もチェックして、接続不良も疑ってみます。
周辺機器に特に異常が無かった場合は、Fireタブレットのソフトウェアorハードウェアに問題が発生している可能性が高くなります。
次に打つ手は「端末の初期化(工場出荷時の状態にリセット)」となるようですが、再設定の手間なども出てくるため、この段階から修理・交換も視野に入れてAmazonのカスタマーサポートに問い合わせるのが無難かもしれません(どのみち問い合わせると端末の初期化も案内されるようです)。


ケーブルの断線による接続不良は自分も経験があるパターンです。
「端末の初期化」をする場合は、事前にバックアップ設定をしておくと再設定の手間を減らせそうです。[設定]→[端末オプション]→[バックアップと復元]をオン。
まとめ
これまで使ってきたノートPC・スマホ・タブレットでは同じ様なトラブルに遭遇したことがなかったので、充電時の室温や端末温度はあまり気にしていませんでした。
充電の仕方も含めて、無茶な使い方をするとバッテリーの劣化にも繋がるようなので、今後は気を付けたいと思います。
本記事で紹介した特殊な再起動による充電できない状態のリセットは、Fireタブレットシリーズ共通のようです。
『Fire 7』以外の『Fire 8』『Fire 8 Plus』『Fire 10』などを使用している方も、似たようなトラブルに遭遇した時は試してみるといいかもしれません。