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映画・ドラマ

【★3】レトロなスプラッターホラー映画『X エックス』

3.0

2022年のスプラッターホラー映画『X エックス』を視聴しての感想(ネタバレあり)。

  • 2022年 / 105分 / アメリカ
  • ホラー、スラッシャー、サイコパス、レトロ

1979年、テキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは史上最高齢の殺人夫婦が潜む家だった――

出典:映画「X エックス」公式サイト

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じっくりためてからのラッシュ

1979年、テキサスの田舎にある寂れた農家というレトロな雰囲気の中、1時間弱に渡って怪しく不気味な雰囲気を充分にためてからの、キルラッシュが凄くて怖かった😱

一旦動き出したら「もう止まらない!」って感じのスプラッシュがエスカレートしていくジェットコースター!

スプラッターホラーは苦手なんだけど、序盤から中盤にかけてのレトロな雰囲気に惹かれて最後まで見ることができた。締めのブラックなユーモアも効いていた。

2作目『パール』の方から観ちゃった

本作『X エックス』は三部作構成らしいのだが、『X エックス』の前日譚である2作目の『Pearl パール』の方から観てしまった。

『Pearl パール』の方から先に観てしまうと、ミア・ゴスが一人二役でマキシーンとパールを演じているのが分かってしまうのだけど、ストーリーの面白さを損なうほどの影響はなかったと思う。

『X エックス』では被害者側であるマキシーン(ミア・ゴス)だが、『Pearl パール』ではバリバリの殺人鬼パール(ミア・ゴス)なわけで、マキシーンが何かするのではないかと序盤からハラハラドキドキさせられた(規格外のメタな怖さ🤣)。

Xファクター

マキシーンに秘められた”Xファクター(未知の才能)”は何だろう?そもそも、そんなものあるのだろうか?

マキシーンと鏡写しの存在と考えられる老婆パールの才能は、いつまでたっても夢や幻想を諦めきれない「狂気」と、躊躇なく実行でき快感を得ることさえできてしまう「殺し」だった。

マキシーンは言う「私らしくない人生は受け入れない!」。その「私らしさ」がもしも「私」の思い描いたものと大きく違っていたら?

伝道師であるマキシーンの父は声高に主張する「神に委ねましょう。これこそが聖なる介入(Divine Intervention)なのです」。

終盤にパールの頭をぶっ潰したこと。ヤクをキメて「聖なる介入ね…、クソな神をたたえよ(皮肉)」と呟いたこと。あれらは、神が定めた運命を受け入れたのか、それとも否定したのか🤔

マキシーンのその後を描く3作目『MaXXXine マキシーン』も見放題配信されたら観てみたい。

公式サイトのネタバレ解説ページ

公式サイトに『観た人限定完全<ネタバレ>解析ページ』なる解説ページが用意されていた。

本作は1960年代以降のホラー映画やさまざまなカルチャーの影響を受けているのだそう。

作中のネタとして自分に分かったのは、以下の2つくらいだった。

  • ジャクソンが沼に沈められた車を見つけるシーン
    • ヒッチコックの『サイコ』(1960年)
  • 地下に閉じ込められたロレインが斧でドアに穴を開けて隙間から顔を出すシーン

鑑賞後にチェックしてみるのもいいかも。

記事中画像の出典:X エックス ©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.

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