大量のブックマークのリンク確認&ファビコン更新などを自動でできるFirefoxアドオン「Checkmarks(チェックマークス)」を使用した際の備忘録記事です。
ブックマークの表示不具合を解消するためにリセットしたファビコンデータをリロード・再取得するために使用してみました。
Checkmarksについて
「Checkmarks」は、ブックマーク(お気に入り)に登録しているウェブサイトへのアクセスやファビコン更新などを、自動でまとめてチェックできる拡張機能(アドオン)。
- ブックマークのURLをタブで開く
- アクセス・リンクを確認&ファビコンを更新
- 開いたタブを閉じる
上記の一連の動作を設定した範囲のブックマーク(フォルダ、URL)に対して自動で実行してくれる。マクロでの自動化みたいな感じですな。
数千~数万のブックマークを手動で確認するのは骨が折れるので、なかなか便利なアドオンとなっている。
オプション設定
- Request Timeout in second:タイムアウトまでの秒数
- Number of successful sub-request to condsider a timed out bookmark okay:タイムアウトしたブックマークのサブリクエスト数
- Maximum number of tabs:同時に開くタブの上限数
- Ignored/Included directories contain:除外/含めるフォルダ・ブックマークの名前・ワード
- Ignored URL/directories contain:除外するURL/フォルダ/ブックマーク
- Show recently loaded favicons while running:実行中に読み込んだファビコンの表示
- Reformat bookmark titles to lowercase:ブックマークのタイトルを小文字に変換
- Clear cache before run:実行前にキャッシュをクリア
開くタブの上限数は初期値で「5」。PCとアクセスするウェブサイト両方への負荷を考えると、初期値の「5以下」にしておくのが無難。
フォルダ・ブックマーク名・URLでの除外設定をしない場合は全ブックマークへの総当りとなる。
ブックマーク数が多い場合は、「Included directories contain」を使うことで指定したフォルダ内に含まれるURLのみをチェックすることも可能。
約3000のブックマークをチェックするのに45分くらい掛かりました。1万以上ある場合はかなり時間が掛かると思うので、フォルダ単位でやったほうがいいかもしれません。
CheckmarksUIの開き方
CheckmarksのUIはサイドバーに配置されている。
「Ctrl+B/H」などでブックマークや履歴のサイドバーを開いて、ドロップダウンメニューからアクセスするのが簡単。
チェックの実行
UIの左端にある三角の実行ボタンを押せば、オプション設定に従い自動でブックマークのページがタブで開かれてチェックされる。
進捗は「%」で表示。読み込まれたファビコンの表示もオプションで可能。
チェックされたウェブサイトはリスト表示され、削除などの各種操作ができる。
開かれたタブは接続が終わると自動ですぐに閉じて、素早く次のタブが開かれる。
PCやアクセスするサイトへ負荷がそこそこあると思うので、同時に開くタブの上限数は要調整。他のアドオンを一時的にオフにして軽くするのも有効。
履歴を残したくない場合は、プライベートブラウジングで実行するのも良し!
チェック結果
所要時間は、約2900のブックマークで46分強だった。
数年前にブックマークしたサイト・ページなどは閉鎖されているケースも結構あったみたいでアクセスできないものも多かった。
主目的のファビコンのリロードに関しては、ざっと見た感じ全体の6~7割くらいで成功していた。
どうやら、ブックマークしているURLからリダイレクトされる場合や、ログインが必要なページだと、ファビコンを正常に取得できないことがあるようだった。
ブックマークのURLが「http」のままで「https」にリダイレクトされるページでの失敗が特に多かったようです。
普段使いだと古いブックマークのURLでも支障がないので更新をサボっていました(;´∀`)
まとめ
不具合解消のために削除・消去したファビコンデータを復旧するために使ってみましたが、完全にとは言わずともかなりの手間を省けたので助かりました。
ファビコンのリロード以外にも”生きているURL”を一括で確認してブックマークの整理などにも使えるため、便利なアドオンだと思います。