防寒用のルームシューズ(室内履き)『Mizuno(ミズノ) ルームブーツ ボアタイプ』を購入・使用してみてのレビュー・感想・紹介記事です。
冬はとにかく足が寒い!
部屋暖房で上半身は割と暖かく過ごせるのですが、長時間デスクの前に座っていたりすると、普通の靴下とスリッパ程度では足が冷たくなってしまうのが辛いです。
そんなわけで個人的には冬場の必須アイテムとなっているのが「ルームシューズ」。2021年12月に購入した良い感じのルームシューズをレビュー&紹介です!
基本情報
レビュー対象は、スポーツ用品メーカー『MIZUNO(ミズノ)』ブランドのルームシューズ。
購入したものは足首までがっつりとカバーしてくれるブーツ型・ボアフリースのサイズ25~27cm。
基本的な作りは大きく厚い”靴下”といった感じ。靴底も含めて全体的に軽くて柔らかいため、堅い作りの”靴”や”スリッパ”とは違った趣き。
ラインナップは形状と仕様の組み合わせで大別すると4種類。形状「シューズ型とブーツ型」、仕様「中綿タイプとボアタイプ」の組み合わせとなっていた。
ブランド | MIZUNO(ミズノ) |
---|---|
企画販売 | 岡本株式会社 |
素材 | ポリエステル 100% |
サイズ | 21~23cm / 23~25cm / 25~27cm |
カラー | 9種 |
2021年12月にYahoo!ショッピングのショップ『Aruge(アルージェ)』にて「1,590円(税込・メール便で送料無料)」で購入。
ネット通販での価格帯はおおよそ1,200円~1,600円くらいとなっていた。
ルームシューズは実店舗でも結構いろんなところに置いていたりしますが、自分のニーズにあったものを上手く見つけるのは地味に難しいです。結局ネットショップで買っちゃいます。
梱包・包装
注文から3日でメール便(ゆうパケット)にて到着。
外袋は灰色無地。商品はショップの商品詳細ページで説明されていたが、真空圧縮袋に入れられたペッタンコの状態。
圧縮袋は開け口(切り目)が付いているので手で開けることが可能。
開封すると数秒で一気に膨らんで、1分くらい経つ頃には本来の大きさ・形状に戻った。
厚みが2cmくらいにまで圧縮されていましたが、ちゃんと膨らみました。
匂いや異常なところは特にありませんでした👍
本体・付属品
大きさ・形状
シューズの形は、足首まで足全体を覆うブーツ型。つま先とかかとのないスリッパ型や、かかとのある一般的なシューズ型に比べて大きな作りとなっている。
外側はいわゆるフリース、内側は足の裏が触れる部分も含めて全面もこもこのボア仕様。筒丈(高さ)は、サイズ25~27cmのもので約20cm。
履き口の周長は、目一杯広げた状態で約34cm。履き口の広さは、かかと方向に付いているドローコードを絞ることである程度の調節が可能。
重さはサイズ25~27cmの片足で約90gでした。
靴底
靴底には滑り止めのドット(丸い突起)が付いている。
この靴底(アウトソール)は薄く柔らかいもので、屋外用の靴や上履きのような硬さはない。
靴底は厚手の靴下みたいに柔らかいです。
タグ(洗濯について)
洗濯は手洗いで可能とのこと。
履き心地
足全体や足の裏と接する部分のボア素材は、履いた直後にも冷たさを感じさせない「ふわふわ&ぽかぽか」な肌触りで気持ち良い。
ブーツ内の空間には余裕があって履いていても締めつけ感がなくて快適。なんだったら就寝時にそのまま履いてられるくらいの緩いフィット感。着脱も容易。
使用時は(個人的には)靴下が必須。素足でも履き心地自体は良いのだけど、この手のルームシューズは汗で蒸れやすくもあるため靴下の必要性が高いと思う。
室内を頻繁に移動する際に気になったのは足裏のフィット感。前述したように足の裏部分の接地感は良いのだけど、しっかりした硬さの靴底がないため若干違和感があった。これは後述するインソール(中敷き)で改善した。
暖かいですけど長時間履いてると蒸れます。暖かさとのトレードオフ!
靴下着用、定期的に脱いで換気、使わないときはシューズを陰干し、で運用しています。ドローコードをフックに引っ掛けると手軽に干せます。
小さめのサイズ感
ちょっと注意が必要に思えたのが小さめのサイズ感。
購入した「サイズ25~27cm」のものは、足長が約25cm~25.5cm程度の自分でも薄手の靴下を履いた状態で「ピッタリ~やや小さい」くらいだった。
靴底の長さを測ってみると、約25.5cmしかなかった。
素材に伸縮性があるため多少の差は許容できるだろう。しかし、内部の厚みも考慮すると足長が「26cm~27cm」の場合は、靴下の有無や厚さによって窮屈になるかもしれない。
1サイズ大きいのを選んだほうがいいと思います。
少し大きいくらいなら靴下や中敷きで調整できますし。
暖かさ
全体的な温かさは、保温性の高いフリース・ボアで足が包まれるので抜群!「靴下+スリッパ」の組み合わせを超えるポカポカ感!
一方で冷えた床などからの寒さを防ぐ断熱効果は高くない。室温が10度以下の寒い部屋のフローリングだと、靴下と一緒に履いていても底の方からじんわりと冷たさを感じる。
これは厚手のしっかりした靴底がない仕様のため。足裏の暖かさ補強には、歩きやすさも兼ねた「中敷き(インソール)」が有効だった。
最初は柔らかい素材の物を追加してみたがいまいちだったので、型のしっかりした硬めの断熱系インソールを試したところ良い具合になった。
カットして大きさを調整できる100円ショップのインソールが安上がりで便利だった。
使い勝手
靴底(底面)に滑り止めが付いているためか、フローリングの床でも滑らなかった。
歩行時の音は静か。滑り止めが床に接する(擦れる)音は少しする。綿の靴下よりは音がするけど、スリッパのようなパタパタ音はしない感じ。畳やカーペットを傷める心配はない。
履き口の周長が30cm以上とそこそこ広いため、特別に大きく厚いものでないならズボンの裾をブーツ筒の中に入れることもできて履きやすい。
ドローコードを絞る(締める)ことで、足元の冷気を遮断し、緩いフィット感による快適さを維持しながらしっかり履くことができる。歩行時に脱げないし、ズレたりもしないので、階段の登り降りもしやすい。
耐久性については使用開始から1ヶ月程度なので後日更新しようと思います(※追記しました)。
他にも使用してきた類似ルームシューズの例からすると、おそらく自分の使用頻度・用法だと、11月~3月くらいに掛けての4~5ヶ月でかなり傷むと思われます。
大抵の場合、靴底部分が擦れて弱っていき破れる感じですが、どうなるでしょうか🤔
追加レポート(11ヶ月後)
- 実使用期間:約5ヶ月
- 頻度:ほぼ毎日、6~12時間
- 場所:室内(フローリング、階段あり)
- 洗濯:洗濯機の手洗いモードで計3回(期間中)
- 運用:靴下使用、就寝中や未使用時は陰干し
約5ヶ月、ほぼ毎日6~12時間くらい使った時点では特に問題なし。破れたりボロボロになってはいない。
全体的に擦れたり伸びたりでくたびれてきた感じはある。実用上の支障はないため、もう1シーズンは無理なく使えそう。
外側では、甲部分の毛が一部抜けたり、靴底の擦り減りが分かりやすい。
靴底の滑り止めの突起は、かかとの部分のみ大きく擦り減って平らになっていた。歩きやすさには特に変化がなく、特段滑る気もしない。とりあえず大丈夫そう。
内側のボア素材は新品の時に比べるとへたれて、ふわふわ・もこもこな感じが弱くなった。普段から靴下を履いて使っているので、これも特に問題にならない。
やはりかかと部分のダメージが大きいようです。結構擦り減っていました。
耐久性は、使い方次第のため一概には言えませんが、自分の場合だと2~3シーズンと予測しています。
まとめ
最優先事項である「暖かさ」に優れていて、足の冷えを足首までしっかりと防いでくれるので良い買い物でした。
素材や柔らかさなどからすると、「シューズ(靴)」というよりかは「厚手のソックス(靴下)」という印象です。
価格は、 安いものだと1000円以下の物もありますし、特に高くも安くもないといったところでしょうか。
普段の室内履きや就寝時にも使えるので、冷え性だったり足元を温めにくい環境にある場合には中々良いお助けアイテムになるかと思います。