インターホンの近くなどにペタッと貼っておくことでセールス・勧誘をシャットアウトしやすくなる「お断りシール」のレビュー・感想・紹介記事です。
新型コロナウイルスの流行で訪問販売などのセールス(営業)や宗教勧誘の頻度はかなり減っていたのですが、一部はしぶとくしつこく繰り返しやってくるので迷惑!ということで、対策してみました。
以前「チラシお断り」のプレートを設置した際には抜群の効果を発揮してくれたので、「セールス・勧誘お断り」の方も効果を期待しています。
基本情報
当記事における「お断りシール」とは、「セールス(訪問販売・営業)」や「勧誘(宗教・如何わしい団体・etc)」を断る・拒否する文言やイラストが書かれたシール・ステッカー・プレートなどの事。
自作も可能な小物だが、デザインや耐久性などを両立したものを作るのは意外と難しい。ネット通販なら数百円程度の価格帯で多くの商品がラインナップされているので希望に合うものを見つけやすい。
大抵の商品は裏面に糊が付いている”シール”になっていて、設置が貼り付けるだけの簡単作業なのが特徴(※磁石・釘打ち・紐で吊るタイプもある)。門・インターホン・玄関ドアあたりに貼られている物を見たことあるはず。
「セールス・勧誘」以外にも「チラシ・フリーペーパー」などを断るもの、「着払いで返送!」や「しつこいと警察に通報!」みたいなものまで、様々な文言・イラストで販売されている。
煩わしい”ピンポン攻撃”を完全に防げるわけではないだろうけど、特に訪問販売については特定商取引法で違法となるケースもあるため効果が期待されると思われる。
お断りシール
うちは既に「チラシお断り」系のプレートを設置していたので、今回は「セールス・勧誘お断り」と書かれた白背景に赤文字のシンプルなシールを選択。
既に設置しているプレートのサイズやデザインに比較的近いものを探して、楽天市場のショップ『モジモジタック』でお断りシールを購入した。
ラミネート加工が施されたインクジェット出力のシール(ステッカー)で、屋外でも使用されるシートが使われている中長期耐候品。
2021年7月時点での価格は「330円(税込)」、送料はメール便で無料だった。
TypeBは大きめと小さめの2種類、さらに縦書き・横書きや文言の違いで全20種類ラインナップされていました。
余談ですが、「シール」と「ステッカー」の両用語は業界でも区別が曖昧なようで、記事中でも盛大に表記揺れしています。
「プレート」に関しては、シールやステッカーに比べて厚みのあるちょい堅めの”板”みたいな認識です。
アイテムチェック
封筒と中身
注文から4日後くらいに長形3号の封筒で到着。ショップの運営会社『三光タックシステム株式会社』の封筒だった。
中には注文の品「お断りシール」と明細書、ショップのリーフレットが1枚。
シール本体
シールはビニール袋に入っていて、剥離紙とは別に追加の下敷き台紙も添えられていた。
シールの厚みは1mmもないくらい薄いもの。素材は、屋外の看板でも使用される「中長期耐候品」とのこと。
大きさは、大きめの「TypeB(大)」で「長辺:130mm~140mm、短辺:30mm」、小さめのTypeB(小)で「長辺:100mm~110mm、短辺:20mm」(※長辺の長さは文言により一部違う)。
貼れるスペースがあるか確認しておきたいです。
使い方・貼り方
貼る面を雑巾などで拭いてキレイにしたら、あとはシールを剥離紙(台紙)から剥がして貼るだけ。
今回のシールの糊の粘着性は結構高いものらしく、貼り直しが出来ない場合もあるとのこと。予め貼る位置をしっかり決めて上手く貼り付けたい(再剥離可能な商品もある)。
貼り付ける位置は、なるべくインターホンのボタン近くなど分かりやすく目立つところが良いと思われる。気付いてもらわないと、或いは「気付かなかった」と言い訳ができないようにしないと、意味がない。
貼った後にいくらか触ったり押したりしてみましたが、接着具合は良好なようでバッチリくっついていました。
耐久性について
設置から約2週間なので耐久性については未確認。後に追記予定(※一つ下の見出しに耐久性について追記しました)。
シールの寿命(シール本体のフィルム・印刷文字)は、検索して出てきた情報をざっと確認した感じだと、「フィルム素材+ラミネート加工+屋外」の場合は「1年~3年」あたりが目安になるらしい。より長く持つ例もあるらしいが設置環境の影響が大きいものと思われる。
今回貼り付けたシールの下に位置する「チラシ・勧誘印刷物 無断投函一切お断り」のプレートは、2021年7月時点で屋外の郵便受けに設置して4年半以上が経過したもの。
プレートの白地はくすんでいるのだけど、文字は色褪せず健在。過去に一度もプレートを雑巾で拭くことさえしていない全くのノーケアだが頑張ってくれている。
今回のシールはどのくらい持つでしょうか。
メンテなしで2年くらい実用できれば、個人的には文句なしかと思います。
耐久性レポート
条件は、「雨ざらしの屋外(門柱の郵便受け・インターホン付近)」、「手入れ無し」。
設置から約10ヶ月(2021年7月~2022年5月)が経過した時点での状態は良好。シールそのもの、シールの粘着力、印字の色褪せ・掠れなど、全体的に特に問題なかった。
チラシお断りプレートと左側の位置を揃えたくて、ちょっと段差のあるところ(シール右側の「断」と「り」の間が少し浮いてる)に貼ってしまいましたが、大丈夫そうでした。
2年以上もってくれれば上々というふうに考えています。
効果について
設置から日が浅いため効果についても後に更新予定(※1つ下の小見出しに追記しました)。
もともと、セールスや勧誘が来る頻度は週に1回あるかないか、おおよそ月に3~4回程度だった。それが新型コロナウイルスの流行で月に1~2回程度と半減したため、効果の実感には時間が掛かりそう。
ただ、そういった状況の中でも厄介な輩たちがいるので効いてくれることを願っている。
2~3秒の短い間隔でインターホンを5~6回くらい連打したあと、敷地に勝手に入ってきて玄関ドアをガンガン叩きながら大声で呼びかけてくる猛者もいる。さらに輪をかけて怖いのがマスクをしていない点、もう本当に勘弁してくれ…。
セールスの場合は特定商取引法という法律があるので一定以上の効果はあると思われます。
宗教の勧誘は法的な規制が難しいようなので、「断りやすくなる」程度なんでしょうかね。
一番良いのは来ないこと、インターホンを押されないことですな。
効果レポート
期間は「2021年7月~2022年5月」。
お断りシールを設置してから約10ヶ月の間に来襲したセールスや勧誘の輩による”ピンポン攻撃(インターホンを押される)”は「6回」だった。1月あたり0.6回になった計算。
シール設置前の2020年~2021年コロナ禍における来襲頻度が1月に1~2回程度だったので、半分くらいに減った。
社会情勢などの影響もあると思うので一概には言えないが、セールスや勧誘を遠ざける効果は一応ありそうだった。
頻度は減りましたが、完全にはいなくなりません。
うちの場合は居留守かはっきり断るかの2択だから不毛なわけですが、商売として成立しているから無くならないのでしょう。
まとめ
シンプルなシール1枚に数百円って高いような気もしなくはないんですけど、邪悪な訪問者を少しでも撃退してくれるなら安いものとも考えられます。
効果や寿命についてはもう少し時間を掛けて評価しようと思います。
今回購入したシールについては、所見と初動では特に問題は見当たらなかったので、少なくとも悪くはなさそう、という印象です。
お断り系アイテム
購入して使用したことのある商品や、購入検討時の候補に上がったお断り系のシール・ステッカー・プレートなどのリストです。
お断りシール(白地・赤文字)
本記事でレビューしたお断りシールです。
デザインは白地に赤文字で縦書き・横書き有り。文言はセールス・勧誘・チラシなど。TypeBのサイズは「大・小」の2種類。
その他、横の長さが短め(大10cm、小7cm)のシール(TypeA)も販売されていました。貼れそうな箇所が狭い場合は、小さめのシールも選択肢になるかと思います。
お断りプレート
シール・ステッカーより厚みのあるプレートタイプ。縦書き・横書きなど色々。
『KP-164-4』は設置から4年以上使用できている耐候性の高いアイテムでした。
イラスト付きステッカー
猫のイラストが可愛いお断りシール。耐水性、耐候性の素材仕様。
かわいいイラスト付きだといくらか柔らかい印象でお断りできるかも?
通報ワード系
「通報」という強力なワードが含まれるステッカー。
門や玄関に強めの表現を使う勇気がないので避けましたが、悪質な業者や勧誘が多い場合はこういうのも有効かもしれません。
アルミ製プレート
屋外用耐候性アルミ製のプレート。金属製ということで耐久性が高いようです。
マグネット付きの方は鉄扉に簡単貼り付けできるようで使いやすそうです。