舌ブラシ『W-1 Premium(ダブルワンプレミアム)』を購入・使用してみての感想・紹介・レビュー記事です。
舌に溜まる白っぽい汚れ「舌苔(ぜったい)」を取るための舌磨きを、以前は2~3日に一回くらいの頻度でやっていました。
柔らかめの歯ブラシやスクレーパーを使ってやさしく掃く感じで清掃していたのですが、舌への負担と舌苔の取れ具合いがいまいちな場合もありました。
そこで、「舌を傷つけない」+「衛生的に使いやすい」が特徴の舌専用ブラシ『W-1 Premium』を試してみました。
アイテム概要
『W-1 Premium(ダブルワンプレミアム)』は、ヘッドの表裏両面にフック形状の極細ナイロンが埋め込まれたブラシタイプの舌ブラシ。
公式には「高性能ソフトタッチ舌磨きスムーザー」となっている。
大まかな特徴は以下。
- 片面約8000本のフック形状の極細ナイロン繊維で舌に優しい
- なでるだけで汚れを絡め取れる
- 取った汚れを流水で簡単に落とせる衛生的な作り
- 舌の形状にフィットする凸凹の両面仕様
メーカー | SHIKIEN株式会社 |
---|---|
本体サイズ | 全長:約18cm |
ブラシサイズ | 横幅:約2.5cm |
毛の性質 | ソフト(やわらか) |
耐熱温度 | 柄:80℃、毛:200℃ |
使用期間の目安 | 45日間 ※舌の汚れ具合、使用頻度により異なる |
カラー | 4色:アクア/ミント/キャメル/ローズ |
参考価格 (メーカー直営ショップ) | 638円(税込) |
記事投稿時点(2022年6月)での価格は「税込み400円前後」となっている模様。近場のドラッグストア(実店舗)で購入した際の価格は「税込465円」だった。
アイテムチェック
パッケージ
パッケージは、厚紙とプラスチックの典型的なブリスターパック。
裏面に使用方法などが記載されている。
本体とブラシの凸凹
箱の中には、本体とプラスチックの型が入っているだけ。
ブラシは、形状が凸凹の両面仕様。
凸面ブラシ
ブラシの形は水滴形。
凸の方は、舌の中心の溝部分に使用する。
凹面ブラシ
凹の方は、舌の側面や横の端部分に使用する。
凹面の柄の部分には、見分けやすいように3つの点の出っ張りが付いている。W-1の表記もあるので、どちらか分かりやすい。
使用感
基本的な使い方
- ブラシに水をつける
- 舌に軽く当て、なでるように奥から手前、下向きの一定方向に磨く(動かす)
- 凸面は舌の中心の反った溝部分に、凹面は舌の脇や膨らんだ部分に使う
- 舌をなるべく出して、奥まった位置の汚れを書き出せるようにする
- ブラシを当てる位置は、鏡で舌の見える部分の四分の三程度が目安
- 下方向(奥から手前)にかるく動かす
- ブラシに汚れが付いたら流水で洗い流す
- 汚れはこすらなくても流水だけで割りと落ちる
- 食べたものにもより汚れが多い&しつこい場合はこする必要あり
- ブラシに目立った汚れが付かなくなったら完了の目安
使用後のブラシ清掃は、流水で洗い流すか、軽くこするくらいで大体OK。
軽い汚れの場合は、弱~中くらいの流水で汚れがサッと落ちるのでちょっと驚いた。ただ、食べたものが脂っこいものだったり、舌苔の汚れが多い場合はある程度こすらないときれいに汚れが落ちないこともある。
洗った後は、水を切って風通しの良いところで乾かす。1週間に1度くらいの頻度で、台所用洗剤をブラシ(毛)に付けて一晩置くことで除菌ぽいことをしている。
当サイト管理人の場合、使用頻度は1日1回。夕食後の歯磨き時(歯を磨く前)にするのが習慣になった。「舌の中心/両側面を2~3回ずつ撫でる→流水で取れた汚れを洗う」を「×1~2セット」。1回あたりの所要時間は1分程度。
私は大丈夫なほうなのですが、苦手な人は「おえっ」って嘔吐きやすいかもしれません。
舌磨きの方法について書かれているサイトの情報によると、嘔吐反射はブラシを動かすときに息を数秒止めながらやると出にくくなるんだそうです。
やさしい感触
ブラシの感触は本当に柔らかくて優しい感じ。この点は宣伝文句に偽りなし。
柔らかい歯ブラシで舌磨きをしていた際に感じていたザラザラ感や引っかかる感じが全然なくて、フワッと軽い接触感。1日1回の使っても痛みや違和感は出なかった。
舌の凸凹形状に合わせて使う両面仕様は、それぞれ当たり方が違っていてフィット感があった。特に凹面。
汚れの取れ具合は?
舌苔を除去する清掃力は、そのソフトな使い心地の割に高い模様。かるく撫でる程度でも汚れがブラシに絡め取られていて面白い。
注意点は、舌の白っぽい色の汚れ「舌苔(ぜったい)」がパッと見てわかるくらいに溜まっている状態だと、1回の清掃では完全にきれいにならないようだった。
舌の汚れが多い場合に無理に汚れを落とそうとすると、舌を傷つけたりして負担が大きいのだそう。効果を確認する目安は2~3日。白いのが徐々に薄く少なくなり、キレイになっていく。
当サイト管理人の場合だと、『W-1 Premium』を使い始めて2日目あたりで、白っぽいベタっとした感じがなくなってきてキレイになってきた。その後は1日1回の使用頻度で良い状態が続いている。
舌苔の溜まり具合が強力な場合は、ヘラ状の”こそぎ落とす”タイプの舌ブラシも併用するのも手になると思われる。
歯ブラシでやるのに比べると格段にきれいになって気持ちいいです。意外と違うものでした。
追加レポート
使用開始から約1年が経過。
使用頻度は週に6回。ヘラタイプのタングスクレーパーを週に1日組み込む形で併用している。
舌の状態は、特にトラブルもなく良好。舌苔や、それに伴う口臭も抑えられている。
ブラシの毛束全体や毛のループ形状は、約1年の使用でも特段ヘタれず、これといって毛が抜けたりもしていない。当然ある程度は弱って劣化していると思うが、未だに舌の汚れをふつうに取ることが出来ている。
ただ、そろそろいい加減買い替え時だと思う。『W-1 Premium』での舌磨きは習慣になってしまったので再購入はほぼ確定。
耐久性の意外な高さに少し驚きました😀👍
一般的な歯ブラシのようにゴシゴシ磨くって感じでもないので、ブラシ毛へのダメージ蓄積が割りと控えめだったりするのかもしれません。
追加レポート2
上記の使用条件で1年半使ったところ、ブラシの毛がヘタってきて、外周部分の毛が一部抜けるのに気付いた。そこで新品に買い替えた。
使い古した『W-1 Premium』は、未使用の新品と比べて、毛の弾力が弱くヘタった感じになっていた。
毛のフック形状は弱っているのだろうけど、形としては残っていた。舌苔を清掃する能力も低下していると思われるが、”体感”だと新品との違いはよくわからなかった。どっちも絡め取れてるように見える🤔
私の使い方では、無理なく使えるのは1年ちょいな感じでした。
ブラシの毛の色が真っ白からくすんだ色になっていました。割りとしっかり洗ってるつもりでしたが。
パッケージ裏面の注意書きにある「長く使用するとブラシ面が硬化して舌を傷つける恐れがある」は特に発生しませんでした。むしろ柔らかくなっているような。
まとめ
『W-1 PREMIUM』は、しっかりと舌の汚れを取ることができて、舌にもやさしいため使いやすくて好印象でした。
ちょっと気になるマイナス点は、このシンプルな作りで400円前後って割高な価格でしょうか。しかし、使ってみると意外と耐久性が高かったので、コスパは良いのかもしれません。使い方や頻度にも依ると思いますが。
ヘラタイプ(タングスクレーパー)の舌磨きは、掻き取る・こそぎ落とす感じで舌への負担が強めだったりもするので、毎日使うならW-1のような舌にやさしいブラシタイプは良い選択だと思います。
舌苔除去の効果を自分で確認できたので、これからは舌専用のブラシを積極的に使ってオーラルケアしていきたいです。
『W-1』シリーズ
W-1 PREMIUM
当記事でレビューした『W-1 PREMIUM』。レギュラータイプの『W-1』との違いは、主に以下の2点。
ブラシ繊維(毛)の形状が「ループ」→「フック」になっていて、舌表面の微細な凸凹に引っかからない。毛の本数が片面8000本となることで、汚れを取る性能や衛生面が向上している。
W-1(レギュラータイプ)
レギュラータイプの『W-1』。
W-1ST ショートタイプ
全長が短めのショートタイプ。携帯用。
W-1 NEXT
ヘッド部(芯材・ブラシ材)が抗菌仕様のバージョンです。