
ノンアルコールの洗口液『リステリン クールミントゼロ』を購入・使用してみてのレビュー・感想・紹介記事です。
口腔ケアの一環として洗口液を1日1回就寝前に使うのが習慣になっています。
これまでは『モンダミン』を使うことが多かったのですが、歯垢への浸透力に優れるとされる『リステリン』も試してみました。
基本情報
『リステリン』は、ジョンソン・エンド・ジョンソンから発売されている医薬部外品の洗口液(マウスウォッシュ)。
有効成分として4つの薬用成分(非イオン系のエッセンシャルオイル)を含んでいる。
有効成分のエッセンシャルオイルは、虫歯や歯周病の原因になる歯垢(細菌の塊、プラーク、バイオフィルムとも)に素早く浸透して殺菌・抗炎症作用を示すとされる。
メーカー | ジョンソン・エンド・ジョンソン |
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有効成分 (ベーシックタイプ) | 1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール |
予防効果 (ベーシックタイプ) | 口臭、歯垢の沈着、歯肉炎 |
風味 | ビタードライ、スイートミント、ミント |
内容量 | 100ml / 250ml / 500ml / 1000ml / 1500ml |
備考 | 基本アルコール入り 低刺激のノンアルコールタイプも有り |
2023年6月確認時、ベーシックなリステリン洗口液1000mlの価格は大体700~900円だった。


ノンアルコールの「クールミントゼロ」を半年以上使ってみました。
アルコール入りはピリピリして苦手なのと、ドライマウスになりたくないので、専らノンアルコールタイプを選んでいます。
パッケージ・容器
ボトル
容器は透明なプラスチックボトル。液体は青っぽく着色されている。
1000mlボトルは、中ほどがくぼんだデザイン。


キャップ・口
キャップは、開ける際にキャップの一部分を押さないと開かない(回らない)ようになっている安全仕様。毎回「押す+回す」の手間がかかって面倒くさい。
キャップは簡易な計量カップの役割を果たすが目盛りなどは付いていない。キャップ1/2で約20ml、1/4で約10ml。
ボトルやキャップは使い勝手が悪い。ポンプボトルに詰め替えて使っている。
大きめのボトルの口からキャップに適量を注ぐのは意外に難しい。ボトルの口からは毎回液垂れが起きる。キャップはボトルの蓋でもあるので口をつけたからには衛生面を考えて毎回洗うことになる。
総じて、ポンプボトルに移し替えるのが善。


市販の大きめサイズのマウスウォッシュボトルは、そのままだと使いにくいことが多いです。
100均でも手に入るポンプボトルだと、押すだけで適量を注げるので便利です。
風味・刺激
使用した「クールミントゼロ」は、低刺激なノンアルコールタイプ。ミント味。
風味はクスリっぽさが強い。特段不味くはないけれど、おいしい感じでもない。
”ヒリヒリ”とか”ピリピリ”のような刺激は、ノンアルコールながらもそれなりにある感じだが、特にキツくはない。ミントの清涼感は控えめ。
『リステリン クールミントゼロ』以前に使用していた『モンダミン プレミアムケア センシティブ』と比べると、刺激は強めで辛口且つクスリっぽい感じ。


『リステリン クールミントゼロ』に比べると『モンダミン プレミアムケア センシティブ』は、穏やかで甘くおいしいと思います。
まあ、味は特別不味いとかじゃない限り重要ではありませんが😅
使い方


公式におすすめされている使用方法は以下(ラベル記載)。
日常の歯磨きに加え、適量を口に含み、30秒程すすいでから吐き出してください。水で口をすすぐ必要はありません。
6歳以上~12歳未満の場合は10ml(キャップ4分の1)、12歳以上の場合は約20ml(キャップ半分)、1日2回の使用をおすすめします。
自分なりの使い方だと、使用頻度は1日1回。歯磨きしてから30分~1時間以上経ってからの寝る前に約10mlを使用。30秒~1分くらいブクブクうがいしている。
以下が夕食後~就寝前の口腔ケアルーチン。
- 舌ブラシ
- デンタルフロス(糸ようじ)
- 歯間ブラシ
- 歯ブラシで歯磨き
- 歯磨きから30分~1時間以上空ける
- 就寝前に洗口液
使用頻度1日1回については、口内の菌をやたらと殺すのは総合的な口内環境的に良くなさそうだから(特に有害ではない常在菌や善玉菌も殺してしまう可能性)。
起きているときは唾液の分泌によって口内環境のバランスはある程度保たれると考える。唾液の分泌が減る就寝中の隙に、やたらと悪玉菌が増殖しないよう就寝前に使用する。といった具合。


洗口液利用の是非については肯定・否定・懐疑など様々な考えがあるようです。色々資料を読んでも正解ははっきりしないため、間を取って1日1回寝る前に使ってます😆
1回あたりの使用量に関しては、大人でも10mlで口内全体に充分行き渡らせることができると思います。10mlに慣れてると、20mlを一度に口に含むと刺激が結構強く感じます。
歯磨き後に時間を置くのは、歯磨き粉のフッ素を歯に定着させる狙いです。


洗口液の種類・効果・使い方に関しては、上記J-STAGEの記事が詳しく分かりやすかったです。
まとめ
リステリン、なかなか良い感じでした。
価格は普通。1日あたりのコストは1日1回10mlなら7~9円程度。味はおいしくないけど、特に不味くもないので続けられました。
リステリン使用開始から7ヶ月くらいの間に、かかりつけの歯医者さんで3ヶ月に1度の定期検診を2度受けました。歯垢の付き具合などで特に注意を受けることもなく、よく手入れできているという話でした。
実感としてあるのは、就寝前に使うと寝起きの口の中の粘つきが抑えられて幾分爽快くらいです。
リステリンのような非イオン系の洗口液は、歯垢(バイオフィルム)への浸透速度・殺菌力に優れるといわれます。磨き残してしまった部分の補助や、歯間などブラシが届かない箇所へのケアを重点とする場合にいいかもしれません。


歯磨き後に使う「洗口液」ではなく、歯磨きの際に使用する「液体歯磨き」タイプなら『リステリン トータルケア』の方になります。