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パソコン・スマホ

Logicoolのマウス・キーボード用カスタマイズソフト『SetPoint』の使い方

Logicool(ロジクール)のマウスやキーボードの設定をカスタマイズできる公式ソフトウェア『SetPoint』の設定備忘録&紹介記事です。

Logicoolのワイヤレスキーボード『K295』を購入したので、ホットキーなどのカスタマイズができるWindows用の公式ソフト『SetPoint』を使ってみました。

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基本情報

『SetPoint』は、Logicool製のマウスやキーボードの設定をカスタマイズできる公式ソフトウェア。

主な機能
  • ホットキーの割当変更
  • 電池残量表示
  • 一部キーの無効(Caps LockやScroll Lockなどあまり使わないキー)
  • デバイスとレシーバーのペアリング設定
  • タスクバーの通知領域に常駐して電池残量などを表示
  • 各種オーバーレイ通知(電池残量が少なくなった時、音量変更時、Lock系キーが押された時)
対応OSWindows7、8、10、11
バージョン6.90.66
(最終更新:2023-01-19)
※2023年6月時点での最新版
ファイルサイズ79MB
(64bit版のv6.90.66)

Logicoolの公式サイトから無料でダウンロードできます。

補足

SetPointに非対応のLogicool製デバイスは、他の公式ソフトを使ってカスタマイズ・各種設定などが可能。

インストール

ダウンロードした実行ファイルを開いてインストールを開始する。

インストール開始。「次へ」ボタンで進む
使用データの送信設定。とりあえず「いいえ」を選ぶ

インストール作業で選択が必要になる場面は、診断データ・使用データの送信設定くらい。ここでの設定は後から変更できるのでテキトーに。

「分析&プロモーション」画面の選択肢ボタンは、文言の語尾が途切れているようだった。「いいえ、結構で(す)」だと思われる。

インストール中。1分も掛からなかった
インストール完了。完了ボタンで終了

インストール完了後の画面にLogicoolスムーズスクロール拡張機能へのリンクが表示される。Google Chrome用のページは404エラー。Firefox用のページは残っていた。

デバイスの各種設定

環境メモ
  • Windows: 10 Pro、22H2
  • SetPoint:v6.90.66

以下の情報は、Unifying対応のワイヤレスキーボード『K295』で設定した際の内容になります。

SetPointで設定したカスタマイズは、ソフトの起動中(バックグラウンドも含めて)のみ有効・適用される。

SetPoint上では『K295』が『K270』と表示・認識されていました。これはUnifyingソフトウェア上でも同様でした。

両者の内部仕様(ドライバ)が共通なのでしょうか🤔

ホットキーの設定

ホットキーの設定画面。左側の雷アイコンのタブで開く

『K295』のホットキー設定で割当を変更できるのは、8つあるキーの内4つ。ホットキーエリアの右側に配置された「ホーム、電子メール、スリープ、電卓」の4つだった。

カスタマイズの種類は大体以下のような感じ。

  • プリセットされた特定の機能を起動・実行する
  • 指定したWebページを開く
  • 指定したプログラムを起動する
  • 単独もしくは特殊キーと別のキーを任意で組み合わせるキーストローク機能

プリセット

選択できるプリセットいろいろ

プリセットは、「タスクを選択」内の「その他」から選ぶ。

フォルダを開いたり、何らかの機能を実行したりと様々。

K295では「シャットダウン、再起動、ログオフ、PCをロック」はスリープキーでしか選択できませんでした。

指定したプログラムの起動

この設定は、文字通り指定した「プログラムの起動」が可能。

一般的な実行ファイル(exe)以外にも、「ms-settings」コマンドを指定することができた。階層深めのWindows設定を素早く呼び出すのにいいかも。

キーストローク

キーストローク機能は、「キー単独」or「特殊キー+別のキー」の組み合わせを設定できる。いわゆる”ショートカット”。

特殊キーは「Ctrl、Alt、Shift」など。Windowsキーは使えなかった。

電池残量

電池残量の設定画面。左側の電池アイコンのタブから開く。

電池残量の表示。

乾電池画像とアバウトな表現(「十分」など)で示される。

無効キー

無効にするキーの設定画面。左側の無効アイコンのタブから開く

使用頻度が低く面倒を起こしがちなキー(Caps Lock、Scroll Lock、Num Lock、Insert)を無効にできる。

ゲームを全画面でプレイする際に危険だったりするWindowsキーを無効にすることも可能。

ペアリング設定

レシーバーとデバイスのペアリング設定画面。左側のレシーバーアイコンのタブから開く

ペアリング設定では、ウェブアプリ『Logi Web Connect』を使って対応するレシーバーとデバイスをペアリングできる。ペアリング状態の確認も可能。

設定画面の「ソフトウェアを開く」ボタンを押すとウェブブラウザで『Logi Web Connect』のページが開く。

キーボードをペアリングする際の例

Unifying対応のワイヤレスキーボードをペアリングする場合の手順はざっくり下のようになる。

  1. レシーバーを選択(PCにUSBレシーバーを接続しておく)
  2. デバイスを追加
  3. デバイスの電源をオンにする。予めオンだった場合は一旦オフにしてからオンにする
  4. キーボードが検出される(タイピングして接続を確認する)
  5. 完了

K295の場合、ペアリング設定は『Unifying SoftWare』でも問題なくできました。

『Logi Web Connect』はLogi Boltにも対応しているそうです。

SetPointの設定

情報リソース

SetPointについての情報を表示する画面。右上のツールタブからアクセスする

(接続しているデバイスではなく)SetPoint自体の設定は「ツール」タブから設定できる。

情報リソースの画面では、SetPoint関連の各種情報を確認できる。

「システムレポートを保存する」機能は使えなかった。クリックすると画面の一部が点滅するだけでファイルを保存する動作にまで至らなかった。

システムレポートを保存(作成)する機能は、Unifyingソフトウェアで代替できるかもしれません(同じ内容なのかは未確認ですが)。

Unifyingソフトウェアで「起動→詳細→システムレポートを保存する」でシステムレポートを作成できました。

レシーバーやデバイスのモデルID、シリアルナンバー、ファームウェアバージョンなどを確認できます。

SetPointのオプション

SetPointのオプション設定画面。左側のハンマーとドライバーのアイコンタブから開く

SetPointのオプション設定画面では、通知エリアの表示、自動アップデート設定、診断・使用データ送信設定、ステータス変化時の表示などを設定できる。

通知エリアのアイコン
ステータスインジケータのオーバーレイ表示。Lock系キーのオンオフ、音量、電池残量が通知される

完全自動でのソフトウェアアップデートや診断・使用データの送信はオフにして使用中。

備考

メモリ消費・負荷

タスクマネージャーの「プロセス」タブ。

SetPoint関連で使用するメモリは、バックグラウンドで動作している場合、合計12MB~20MBくらいだった。

インストール後のPCの動作に体感できるような差は生じなかった。負荷は大して高くないと思われる。

スタートアップ

タスクマネージャーの「スタートアップ」タブ

SetPointは、インストールするとスタートアップに登録される。お好みで有効・無効に。

非対応デバイス

起動時に表示されるサポートしていないデバイスに関するメッセージ

M590を接続した状態でSetPointを起動すると、SetPointに非対応である旨と代わりのソフトを知らせるメッセージが表示された。

あとがき

Unifying対応の静音ワイヤレスキーボード『K295』を購入したのでSetPointを使ってみました。

『K295』が『K270』と表示されたり、システムレポートを保存できなかったりと微妙な不具合はありましたが、ホットキーのカスタマイズや一部キーの無効が便利でした。

SetPointに対応しているLogicoolデバイス使用している人は使ってみるのも良いかもしれません。

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