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映画・ドラマ

【レビュー】SFパニック映画「2012」

映画2012

ジョン・キューザック主演、2009年にアメリカで製作されたパニック映画の視聴感想&レビューです。とにかくCGに迫力があって面白い作品でした!

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作品情報

  • タイトル:2012
  • 制作国:アメリカ
  • 制作年:2009年
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • 出演:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、ダニー・グローヴァー、他
  • 上映時間:158分
  • ジャンル:パニック、SF
あらすじ

2009年、活発な太陽活動の影響で地球内部が加熱されることにより、大規模な地殻変動を伴う人類滅亡級の自然災害が数年内に発生することを知った主要各国の政府。人類生存を懸けた計画を秘密裏に遂行するが、予想以上のスピードで世界の週末が迫り人類は窮地へと追い込まれる…。

予告編

内容紹介

ストーリー

物語は、人類滅亡を防ごう画策する「政府・科学者」、地獄と化した町から脱出を試みる「民間人一家」、金に物を言わせて生存を図る「富豪のロシア人一家」など複数視点の同時進行で描かれていく。

メインは、ジョン・キューザック演じる売れない小説家とその一家(&途中から同行するロシア人一家)たちの脱出劇となるが、中国で進行している極秘計画の関係者や、ネジのぶっ飛んだ終末論者なども登場して脇を固める。

各シナリオは、ありきたりな「お涙頂戴」「本性の露見」などが多く、はっきり言えば陳腐なのだけど、”終末もの”ながら全体的にはシリアスな雰囲気にはなっておらず(むしろコミカルだったり)気楽に観られた点は良かった。

見どころ

見どころは兎にも角にも臨場感抜群で派手な「CG」!ロサンゼルスで発生した大地震で街が崩壊していく中を間一髪で切り抜けていくシーンは迫力があって良かった( ´∀`)bグッ!

映画「2012」 キャプチャー1 地割れ
出典:2012 | Roland Emmerich | Columbia Pictures Industries, Inc.

また、大噴火で火山弾が降り注ぎ、噴煙が押し寄せるところをギリギリのところで脱出する場面も緊張感があってハラハラ・ドキドキさせてくれた。

映画「2012」 キャプチャー2 噴煙と火山弾
出典:2012 | Roland Emmerich | Columbia Pictures Industries, Inc.

他にも、大規模な地震、地割れ、噴火、津波などのダイナミックな描写が多数あって良かった。製作費は2億ドルだそうで、ハリウッド映画らしいクオリティで見応え充分!

ネタバレ感想

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ストーリーには大したオチやどんでん返しもないのだけど、終盤シナリオの具体的な部分についても含まれるので「ネタバレ」として記述。

本作は上映時間が「約2時間半」と長いのだけど、その半分くらいは設定の説明(大災害が起きる理由)&人間ドラマを描くつまらないストーリー・シナリオ部分になっている。パニックものとしてサクッと見たい場合は災害が起き始める開始30分くらいから見るのも良いかもしれない。

特に終盤のシナリオは酷くて、登場人物を無理やり活躍させるために「なんじゃそりゃー!」というご都合主義的な展開が待っているのでツッコミどころ満載。しかし、ストーリーの項でも上記したようにシリアスな作風になっていないので、嫌な感じはしなかった。

映画「2012」 キャプチャー3 欠陥のある方舟
出典:2012 | Roland Emmerich | Columbia Pictures Industries, Inc.

人類の存続を懸けて作られた「ノアの箱舟」を運用する際の意思決定に何故かあっさりと関与できてしまうヘルムズリー博士。さらには、機能不全に陥ったハッチの修理にも向かってしまうし(修理に関しては素人のはず)、終盤は強引に登場人物たちを活躍させようとしていた印象(;´∀`)

3年後に起きる天変地異を予見した世界のトップたちが選択する人類生存戦略というマクロな視点は控えめに、もっとミクロな視点でサバイバル寄りのパニックものとして描かれていたら、さらに面白い作品になっていたかもなあ。

まとめ

評価:★★★★

総じて娯楽性の強いド迫力な終末パニックもので面白い作品でした。メッセージ性はあまり強くないと思うので、気楽に観れるSFパニック映画としておすすめできそうでした!

「アルマゲドン」や「ディープインパクト」などの類似ジャンル作品が好きな人も楽しめそうです!


2018年7月に「dTV 」の無料体験期間を利用して視聴(※ラインナップされているか要確認)。

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