工進の蓄圧式噴霧器HSシリーズ用のシリコングリス『PA-186』の使用感想・レビュー・紹介記事です。
除草剤の散布に使用している手動の蓄圧式噴霧器『工進 ミスターオート HS-401E』用の純正シリコングリスを購入しました。
使い始めて1年弱が経過した『HS-401E』は特に不具合もなく快調なのですが、加圧する器具だけに各部の負荷は大きそうです。ということで、メンテナンス用のグリスを注油してみました。
基本情報
『PA-186』は、工進(KOSHIN)の蓄圧式噴霧器ミスターオート『HSシリーズ』用の純正シリコングリス。
Oリングへの定期的な注油や、動作不良や軽微な故障の修理に利用する。
取扱説明書によると、各部Oリングの油切れは動作不良や水漏れの原因になるとのこと。ポンプ部のOリングの油切れや潤滑不足でタンク内の圧力が上がらなくなるということもあるのだそう。
型式 | PA-186 |
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容量 | 5g |
対象 | HSシリーズ |
メーカー希望小売価格 | 400円(税抜) |
JAN | 4971770-101937 |
安いときで300円くらいになっていました。
アイテムチェック
パッケージ
パッケージはブリスターパック。
台紙とプラスチック部は、ホッチキスの針で四方をガッツリ固定されている。
容器とグリス
容器の白いチューブは、「シリコングリス」+「ロット番号(?)」が書かれたシールが貼られているだけでシンプル。
キャップ上部の内側に付いている突起でチューブを開封できる。
グリスはチューブから出して綿棒に取っても形が崩れないくらいの硬さがあるようだった。
注油について
詳しい注油箇所や、不具合時の処置方法は公式の取り扱い説明書を参照。
注油のためには分解が必要ですが、各部を締める・緩めるで取り付け・取り外しができるため簡単でした。工具も必要ないです。
ポンプ
ポンプ部分では、シリンダー内にあるピストンのOリングが注油箇所。
対象の『HS-401E』は使い始めてから約1年弱(実使用の噴霧時間だと40分くらい?)。シリンダを外してピストンを見てみると、底面とOリング周辺に0.5mm~2mm厚くらいのグリスが付着していた。
取扱説明書にあるように、定期的なメンテナンスでは少量のグリスを注油して、油切れさえ防いでいれば良いのかしら?
「古いグリスはそのままでいいのか?」「少量って具体的にどのくらいよ?」などなど、程度が分からない。潤滑に問題がなさそうで、スムーズに正常動作しているぽいのを目安にしているけど、どうなんだろう🤔
安全弁
安全弁のOリングにも注油が必要。
本体のタンクから回して外し、各部を洗浄、シリンダとバネの下辺りにあるOリングに注油する。
安全弁の注油・交換処置方法は、2012年版の取扱説明書には記載されているが、2022年版には載っていない。どうすべきか…。
ノズル
ノズル部分では、白い棒に付いている2つの小さめOリングに、定期的に少量の注油が必要とのこと。
ノズルのレバーが重い場合には、ノズル弁(白い部分の先っちょから小さいOリングあたりまでの範囲)への注油が対処法となっている。
私は機械類のグリスアップ(給脂)というかメンテナンス全般への見識に欠けるのもあってか、目安が定まらず、綿棒でなんとなく塗り塗りしちゃいました。
1回のメンテナンスで使った量は、チューブから出した量で約3~4cmくらい。
Oリングとそれに接する部分の摩擦や摩耗を減らして、なんかいい感じに潤滑していれば良い。みたいなボンヤリとした認識しかないので、どのくらいの頻度や量を注油するのが適切なのか、そして関連する基本的な注意事項があるのかなど、諸々手探りでした🤔
まとめ
HSシリーズはタンクを加圧して使う蓄圧式噴霧器なこともあって、不具合で破裂したりすると怖いため、純正の補修パーツが用意されているのは安心感があります。
できるだけ長く安全に使いつつ、不具合や故障に対処するために用意しておくのも良いでしょう。
HSシリーズ補修パーツ
シリコングリス PA-186
当記事でレビューしたシリコングリス。
HS1段1頭噴口 PA-164
噴口(ノズル先端)部分のみ。
HSシリーズは全機種でノズルとパイプに互換性があるので他パーツと取り替えも可能。
延長パイプ PA-168
パイプのみ。
1段1頭口ノズル組 PA-169
パイプと噴口(ノズル先端)のセット。
ピストン組 PA-177
ピストンとシリコングリスのセット。
(※2022年7月時点)Amazonだとなぜか最小注文個数が「5」になっていました。謎設定。
ノズル本体組 PA-185
ノズル本体(レバーがある部分)。
安全弁 PA-260
安全弁のみ。
以上です。ここまで読んでくれてありごうございます😊
このグリスを使う噴霧器『HS-401E』のレビュー記事も投稿しています。よろしければあわせてどうぞ!