ウェブブラウザ『Firefox』をAmazonの『Fireタブレット』に手動でインストールする方法をまとめた設定・備忘録記事です。
『Google Play』などの追加アプリストアをインストールせずに、Android版Firefoxをapkファイルから単体で直接インストールする方法となります。
Amazonの『Fire 7(2019年の第9世代)』と『Fire 8 HD Plus(2020年の第10世代)』を持っているのですが、メインのWindowsPCで使用しているFirefoxブラウザと同期(Firefox Sync)して使いたい場合が時々あります。
でも、Fireタブレットの初期アプリストア『Amazon アプリストア』にはFirefoxがありません。他のアプリストア(Google Playなど)をインストールする手もありますが、低スペックなFireタブレットには負荷が大きくて動作が重くなったりします。
そんなわけで、デバイスに余計な負荷が掛からないように、apkファイルからAndroid版のFirefoxを単体でインストールして使っています。
Fire7にGoogle Playをインストールすると、バックグラウンドに常駐する関連プログラム『Google Play開発者サービス』などの負荷が大きいようでした。
動作や反応がモッサリと鈍くなったり、1GBしかないメモリを結構食っちゃたりします。
概要と補足
インストール手順
不明ソースのアプリを許可する
アプリストア以外からのアプリをインストールする際は、インストール許可のセキュリティ設定が必要なため、まずはセキュリティ設定を変更する。
「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「不明ソースからのアプリ」と進む。
次に「Silk ブラウザ」→「このアプリ提供元を許可」を有効(トグルスイッチが右側、オレンジ色)にする。これでセキュリティ設定はOK。
apkファイルをダウンロード
Silkブラウザを使って、GitHubにあるAndroid版Firefoxのリリースページか、Mozillaのサーバーからapkファイルをダウンロードする。
ダウンロードするapkファイルは、タイトルが「Firefox ○○○」で説明文に「fenix-v○○○」と書かれているもの。
バージョン表記に「b」が含まれるPre-releaseと書かれたbeta版は避けて、最新の安定版を選ぶのが無難。
4種類のapkファイルがあるが、基本的に「armeabi-v7a(32ビットのARM系CPU用)」を選択すればOK。
Fireタブレットの仕様
ファイルを保存して開く
ダウンロードボタンを押すと、ファイルを保存するかの確認表示がされるのでOKボタンを押す。
続けて、ダウンロードが完了すると表示される「開く」ボタンを押す。
インストールする
あとは、「インストール」ボタンを押すだけ。しばらく待てばインストール完了、Firefoxを使えるようになる。
最新版に更新する際も同様の手順を踏むことになる。最新版を上書きインストールしても、既存の設定データが失われることはないため、そのままインストールしてしまって問題ない。
おまけ
更新通知を受け取る
最新版の通知をEメールなどで受け取れる用にしておくと、便利&セキュリティ的に良いかもしれない。
GitHubでアカウント作成して、Android版FirefoxのリポジトリをWatchすることで通知を受け取れる。リリース情報のみ受け取りたい場合は、「Watch→Custom→Releases」のみを選択する。
GitHubアカウントの通知設定(Notifications)で、通知の受け取り方法や、通知先を変更・確認できる。
アドオンを使える
Android版のFirefoxは、限定的なラインナップ(2022年4月時点では17種類のみ)だが、アドオン(拡張機能)を使える。
※追記 2023年12月頃から使える拡張機能の数が大幅に増えました(2024年6月時点では1000種類以上)。
Android版のChromeやSilkではアドオンを使えないので、これはちょっぴり魅力的。
以上です、お疲れさまでした!