ゴキブリ駆除剤『ブラックキャップ』を購入・使用してのレビュー・感想・紹介記事です。
気色悪いし不衛生だしで家の中では絶対に会いたくないゴキブリ😱🥶
そんなゴキブリ対策に、最強との呼び声も高い駆除エサ剤『ブラックキャップ』を愛用しています。
2021年1月~2022年12月までの約2年間で、家の中での生きたゴキブリとの遭遇ゼロを達成しました😊👍
基本情報
『ブラックキャップ』は、アース製薬が販売するゴキブリ用の駆除エサ剤(防除用医薬部外品)。
有効成分は殺虫薬「フィプロニル」。毒餌を食べたゴキブリは、遅効性の有効成分によって数時間~1日くらい後に死ぬ。
毒餌を食べたゴキブリの糞や死骸にも殺虫効果が残るため、それを食べた別のゴキブリも死ぬ(ゴキブリは死んだ仲間を食べる共食いの習性がある)。この連鎖「ドミノ効果」によって巣ごと壊滅させるのが特徴。
使い方はいたって簡単。毒餌が入った容器を、ゴキブリが潜んでいそうな場所に置くだけ。効果期間の目安は約1年間とされている。
主な特徴
- 置いたその日から効く
- 毒餌を食べたゴキブリ、その糞や死骸を食べたゴキブリ、幼虫を巣ごと駆除
- メスが持つ抱卵初期の卵に効く
- 薬剤抵抗性のしぶといゴキブリに効く
- 大型ゴキブリに効く
- 8つの成分で誘引する
- 半生エサでよく食べる
- ゴキブリが入りやすい360度マルチエントランスのブラックドーム
製品詳細
製品名 | ブラックキャップ 12個入/18個入 |
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販売名 | アースゴキブリダンゴFC-14a |
内容量 | 12個:24g、18個:36g |
生産国・生産地域 | 日本 |
有効成分 | フィプロニル:0.05%(w/w) |
成分 | 液糖、濃グリセリン、水飴、安息香酸デナトニウム、香料、黄色4号、その他12成分 |
効果・効能 | ゴキブリの駆除 |
効果持続期間 | 約1年間(使用環境により異なります。) |
ブラックキャップは2005年発売だそうです。
価格
2022年12月時点での12個入りの価格は「500円~700円」くらいになっていた。
ノーマルなブラックキャップは屋内用です。その他「スキマ用」や「屋外用」もラインナップされています。
包装・外箱
ブラックキャップのパッケージは平凡な紙箱。背面や側面に使い方や注意事項が記載されている。
箱の大きさは、18個入りだと「横21cm、高さ15cm、奥行5.5cm」くらい。
中身のブラックキャップの容器はアルミパックで包装されている。
2022年に購入した18個入りは、6個×3袋に分けて包装されていた。それ以前に購入した12個入りの方は12個まとめて1つのアルミパックに入っていた。
使わない分を保管しておくのに便利なんで6個ずつに分けて包装されている方がいいですね。
容器と毒餌
アルミパックの中に入っている容器は、2×3の6個が容器の端の一部分で繋がっている。
この連結は軽く力を加えて上下に折ってやると簡単に切り離すことができる。
容器はプラスチックで、まさにブラックな真っ黒の半球型(ドーム型)。大きさは、直径4.5cm、高さ2cmちょいくらい。
側面の3方向に穴(エントランス)が空いていて、そこからゴキブリが毒餌を食べられるようになっている。
中身の毒餌は、黄色っぽい色の半生状。容器を斜めにしたり、手から落としたりしても、中身が外に出てくることはない。
容器1個あたりの毒餌の内容量は2g。純粋なエサ成分は「液糖、水飴」など、その中に有効成分「フィプロニル」が0.05%の濃度で含まれている(=容器1個あたり1mg)。
袋を開けるとモワッと独特の臭いが漂います。
開封直後は臭いが強めですが、1個ずつ設置している分には特に臭いません。
使い方(置き場所)
基本的な使い方は「置く」だけ。
置き場所は「台所、水回り(洗面所、トイレ)、押入れ、家具、家電、玄関、勝手口」など。ゴキブリが生息していそうな場所や、外からの侵入経路になりそうな場所。
それらの「中(棚の中、押入れの中、流しの下、押入れの奥)」や「陰・隅(冷蔵庫の陰、押入れの奥、台所の隅、玄関の隅)」に置く。
ゴキブリの巣になりそうな「暖かい、水気がある、狭い、暗い、奥まっている」場所を狙う。
水回りは床と配管(パイプ)の隙間もゴキブリの侵入経路になるので、塞ぐなど対策しておきたいです。
設置場所と数
メーカー公式サイトの使用方法によると、設置に関する目安は「ゴキブリの生息する場所に10㎡あたり1~2個」となっている。10㎡は約6畳。
ゴキブリが隠れていそうなところや通り道に設置するのが重要なので、部屋の環境に合わせて調整したい。
うちでは、台所には多めに6個くらい、各部屋・廊下・収納・出入口などに各1~2個ずつ置いている。
台所は特にゴキブリが好む条件が揃っているし、蔓延らせたくない場所でもあるので多めに配置。その他、ゴキブリが隠れたり通ったりしそうな怪しいポイントに分散配置している。
2022年後半の更新では、21個を廃棄、18個を新規投入、配置数は32個になっていました。
家中よくよく探してみると結構な数を置いていました。屋内の主要なポイントは大抵ブラックキャップの誘引圏内という布陣です。
効果期間と交換時期
ブラックキャップの開封後の効果持続期間は約1年間。これはおおよその目安で、効果を期待できるかどうかは容器内の毒餌の状態による。
毒餌にカビが生えていたり、ホコリだらけになって、ゴキブリにとって魅力的なエサでなくなっていたら交換。毒餌は食わせてなんぼ!
交換の見極めは、容器の横穴から毒餌の状態を見て確認するのが手っ取り早い。目安の1年間という期間にこだわらず、状態が良さそうなら継続使用、悪くなっているなら交換した方がいい。
メーカーのアース製薬に問い合わせをした際の回答では『有効成分「フィプロニル」については、1年を過ぎても急激に殺虫効果がなくなることはありません。』とあった。
ゴキブリに食べさせる”エサ”の部分である「液糖・水飴」や「誘引剤」の状態による摂食性・誘引性が、効果持続期間の肝になると思われる。
ブラックキャップの交換タイミングについてメーカーに問い合わせした際の備忘録記事もあわせてどうぞ!
押し入れの奥で1年半以上(?)放ったらかしになっていたものはカビカビになってました。隙間風やホコリの多いストックヤードに置いたものも傷みが早いようでした。
半年に1回くらいの間隔で毒餌の状態をチェックして更新すれば効果を維持しやすいかもしれません。
駆除効果について
ブラックキャップのゴキブリを駆除する効果については、厳密な検証など行っていないのでよく分からない、というのが本当のところ。
使ったことでわかりやすく感じた変化は「生きたゴキブリとの遭遇回数が減った」こと。
設置前は1年に2~3回くらいは生きたやつと格闘していたが、設置後は2~3年に1回程度の頻度に減った。死骸は年に1回弱くらいは見かけるような状況が続いている。
暗い・狭い・奥まったところで、ひっくり返って死んでるのをたまに見かけます。
死骸を見るのは嫌ですが、カサカサ動く生きてるやつに比べたら100倍ましです。
定着と繁殖を防ぐ
屋内に設置するタイプのブラックキャップの効果は、家の中に入ってきたゴキブリを殺して定着を防ぎ、既にいるゴキブリも巣ごと壊滅させて繁殖を防ぐというもの。
屋内への侵入そのものを防ぐわけではない。必要なら別途対策を打った方がいい。侵入経路を塞いだり、屋外用のブラックキャップを使うのも手になる。
また、ブラックキャップの毒餌以上に魅力的なエサが豊富にあるような室内では、効果を発揮しにくくなるかもしれない。ゴキブリ対策の基本である「清潔(掃除・こまめなゴミ出し)」も忘れずに。
遭遇時の対策
ブラックキャップを上手く屋内配置しても、ゴキブリとの遭遇を100%防ぐことはできない。遭遇時の対策として殺虫スプレーも用意しておこう。
有効成分フィプロニルの効果は遅効性で、ゴキブリを死に至らせるには数時間から1日くらいの時間が必要。ブラックキャップの毒餌トラップが上手く機能していても、死ぬ前に出会ってしまうこともある。
まとめ
ブラックキャップはたぶん10年くらいは使っているお気に入りのゴキブリ駆除剤です。
置くだけ、効果が長く続く、比較的安価。三拍子揃っていて文句なしです👍
生きたゴキブリとの遭遇機会をかなり減らすことができているので重宝しています。
ゴキブリとの格闘や、不意の遭遇でゾッとさせられるのを避けたい方は、とりあえずブラックキャップを置いときましょう!
ブラックキャップ
ブラックキャップ スキマ用
狭い隙間に置きやすいスリムな薄い容器のブラックキャップです。
大小3種類の大きさのマルチフィット侵入口構造。体のサイズに合う場所を好むゴキブリの習性を利用して誘い込む!
ブラックキャップ 屋外用
屋外用ブラックキャップです。
毒餌が水に溶けにくい耐水処方。容器は排水・防水機能と固定用テープ付きになっています。
コンバット
大日本除虫菊(KINCHO)の『コンバット』です。
ブラックキャップと同じ有効成分フィプロニルを用いている類似のゴキブリ駆除剤です。こちらを使うのもありかもしれません。