アメリカのゾンビものテレビドラマ「ウォーキング・デッド」のレビュー&紹介記事です(※ネタバレはありません)。
作品情報
- タイトル:ウォーキング・デッド(原題:The Walking Dead)
- 制作国:アメリカ
- 放送期間:2010年~継続中(シーズン1~8)
- 放送時間:1話あたり約45分前後
- ジャンル:ゾンビ、サバイバル、パニック、ホラー、終末もの
ウォーキング・デッド シーズン1(海外ドラマ / 2010) – 動画配信 | U-NEXT
あらすじ
銃撃戦での負傷で昏睡状態に陥っていた保安官のリックが目覚めると、そこはゾンビが闊歩する廃墟と化した世界だった。
他の生存者に助けられ、何が起きたのか知ったリックは、離れ離れになった家族の捜索を開始するのだが…。
ウォーキング・デッドの特徴
シーズン1からシーズン6まで視聴しての作品全体の特徴を掻い摘んで紹介!
世界観
ウォーキング・デッドの舞台は、おそらく2000年代~2010年代(現代)のアメリカ合衆国。
ゾンビの大量発生により街は荒廃し、秩序は崩壊。何とか生き残った生存者たちも互いに食料や安全な場所を巡って争う世界になっている。
作品全体の雰囲気は、生き残りを懸けた真剣勝負のサバイバルなためシリアス。
ゾンビの設定
ウォーキング・デッドのゾンビには「ウォーカー」「バイター」「感染者」など複数の呼び名があるが、主人公リックたちのグループが使う「ウォーカー」が一番よく出てくる。
この世界のゾンビに関連するざっくりとした設定は以下のとおり。
- ゾンビに噛まれる(引っ掻かれる)と数時間で発症してソンビ化
- 噛まれた箇所を素早く切断すれば感染を防げる(手足など)
- 噛まれていない人間も死ぬとゾンビ化(全人類がウイルスキャリアになっている?)
- ゾンビは人間・動物を襲って食べる(ゾンビ同士は共喰いしない)
- ゾンビは頭部(脳幹)を破壊しないと動き続ける
- ゾンビには痛覚や人間らしい知性が全くない
- ゾンビには視覚・聴覚・嗅覚がある(音や臭いで獲物の判断をしている?)
- ゾンビの力は人間より特別に強いわけではない
- ゾンビの敏捷さは腐敗や損傷の程度によって違う(小走りくらいできるものも)
- 人間以外の動物はゾンビ化(感染・発症)しない
ビジュアル
ウォーキング・デッドは1時間枠(1話約45分)のテレビドラマとして作られているが、肝となるゾンビや荒廃した世界の描写など、映像的な面でのクオリティが高いのも特徴。
世界観やストーリーの設定、俳優さんの演技が良くても、安っぽいチープな絵面だと興醒めしてしまうこともあるので、映像・演出がよくできていて迫力があるのはすごく良い感じだった。
ストーリー
ストーリーは、一言で言えば「サバイバル!」に尽きるけど、「ゾンビ」「疫病」「物資不足」「食糧難」「安全な居場所」「敵対する生存者グループ」「仲間割れ」など危機の種類が様々なため、シーズンを重ねても飽きずに楽しめるお話になっている。
それに加えて、主人公グループのメンバーたちが容赦なくガンガン犠牲になっていくので、次は誰が「死んじゃうの!?」というハラハラ・ドキドキが尽きない。
ただ、あからさまに死亡フラグを立てて死んでいくキャラクターもいたりするので、さすがに「軽率すぎるだろ!」と思う場面もあった(終末世界で平常心を保つのは難しいのだろうけど…)。
登場人物
主人公のリックをはじめ、グループの中核メンバーたちも、ゾンビ溢れる無慈悲な終末世界での生存競争の中で、生き方を変えたり、変えることを迫られるため、登場キャラクターたちの葛藤や心の動きからも目が離せない。
心優しき者たちも時に心を鬼にせねば生き残れず、かといって己を見失えば本当の鬼になってしまうというジレンマ…。
まとめ&無料試聴
シーズン7の第1話まで見たのですが、自分的にはかなりショッキングな展開があったので、続きはちょっと保留しておいてレビューを書いてみました。
ゾンビ・サバイバルものということで、グロテスクな描写がある点には注意が必要でしょうが、アクションも派手で楽しいため、そういうのが大丈夫な方には楽しめると思います。
ウォーキング・デッドは、人気作ということもあって複数の動画配信サービスでラインナップされていることが多いので、各サービスの無料お試し期間などを利用して試聴してみるのもおすすめです。
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