2018春イベの最終任務報酬で手に入った新装備の爆雷投射機「試製15cm9連装対潜噴進砲」の運用について考察してみました!
装備概要
「試製15cm9連装対潜噴進砲」は2018年春の食材ミニイベント「主計科任務群」の最終任務報酬となっていた噴進爆雷砲(ゲーム内の分類では「爆雷投射機」らしい)。
基本性能は[対潜+15、命中+1]。従来の上位爆雷投射機「三式爆雷投射機(対潜+8、改修可)」を大きく上回る性能で、先制対潜・複合/単品運用でも力を発揮してくれる優秀な対潜装備。
ということで、使えそうな装備構成などを色々と考察(≧∇≦)/
備考
記事を投稿している2018年5月時点だと、「試製15cm9連装対潜噴進砲」には[ソナー/爆雷投射機/爆雷」を同時装備した際の対潜シナジー効果が一部適用されていない模様(バグ?仕様?)。
この対潜噴進砲とソナーを同時装備すると[ソナー+爆雷]のシナジーが適用され、他に爆雷を積んでも[爆雷投射機+爆雷]は適用されないようなので注意。[爆雷投射機+爆雷]と[ソナー+爆雷投射機]シナジーを得るには他の爆雷投射機が必要になる。
※因みに、同じく18春イベで新実装された爆雷投射機「三式爆雷投射機 集中配備」も同じ仕様になっているらしい。
先制対潜
「試製15cm9連装対潜噴進砲」は[対潜+15]と高対潜値のため、[ソナー+爆雷]シナジー構成での対潜先制爆雷攻撃で必要になる素対潜値のハードルを下げてくれる。
一部の上位ランカー装備のソナーを除けば最大の対潜値をもっている「四式水中聴音機(対潜+12)」との同時装備であれば[四式ソナー×2+対潜噴進砲×1]で[対潜値+39]となり、(海防艦・一部特殊能力艦を除いた)3スロ艦なら「素対潜値61以上」で先制対潜が可能に!
4スロ艦の練巡・軽巡・駆逐ならば、[四式ソナー×3+対潜噴進砲×1]で[対潜値+51]なので、「素対潜値49以上」で先制対潜できることに。
特に[四式ソナー×3]でも対潜値「100」に届かなかった駆逐艦などにも、シナジー効果を載せながら先制対潜できるようになったのがありがたい。1-5での遠征・支援艦隊用のキラ付けがしやすくなった!
ケッコンカッコカリや対潜改修してない北上・大井改二も甲標的を載せながらシナジー有りの先制対潜が容易になるので、イベント海域でも使える機会があるかもなあ。
対潜特化
4スロ対潜
対潜噴進砲のシナジー効果適用について怪しい面はあるが、とりあえず18年5月時点だと[四式ソナー+三式爆雷投射機+二式爆雷+対潜噴進砲]で1.43倍の補正が入った対潜攻撃が可能となり、従来の「四ソ2+三式投射機+二式爆雷]よりもちょびっと強い対潜特化構成が可能になった。
とりあえず活用できそうなのだと、マンスリー5-1任務〈「水上打撃部隊」南方へ!〉で、ボス艦隊の「潜水カ級flagship(耐久37、装甲30)」対策などが思い浮かぶけど、従来の装備構成と劇的な差はないかな(;´∀`)
夕張改での上記構成を「素対潜68、同航戦、単横陣、小破以下」で計算すると対潜火力は以下のように。
- 新:[四ソ★6+三式投射機★6+二式爆雷+対潜噴進砲] 対潜攻撃力182
- 旧:[四ソ★6×2+三式投射機★6+二式爆雷] 対潜攻撃力172
- 仮:[四ソ★6×2+対潜噴進砲+二式爆雷] 対潜攻撃力195
対潜火力キャップ150は余裕で突破、対潜噴進砲入りの三種シナジー構成だと反航戦でもキャップ付近「145」くらいの高対潜火力を出せる。
対潜噴進砲に爆雷投射機のシナジーが適用されるようなことがあれば、[四ソ×2+対潜噴進砲+二式爆雷]で対潜火力を更に伸ばせるので、ちょっぴり期待したい。
3スロ対潜
装備スロット数3の駆逐・軽巡などで対潜火力に特化させる場合は、シナジー適用仕様から★+6くらいまで装備改修していたら[四ソ×2+対潜噴進砲]よりも、[四ソ+三式投射機+二式爆雷]の方が少し強くなるぽい。
「駆逐/軽巡・素対潜80・単横陣・同航戦・小破以下」の条件だと対潜攻撃力は大体以下のように。
- 新:[四ソ★6×2+対潜噴進砲] 対潜攻撃力140
- 旧:[四ソ★6+三式投射機★6+二式爆雷] 対潜攻撃力142
複合運用
先制対潜&シナジー構成が容易・強力になったおかげで、軽巡・駆逐などにそれなりの対潜装備と追加の装備を組み合わせた複合運用の幅も広がった。
例えば4スロ駆逐艦「Ташкент(タシュケント)改」ならば、[四ソ+対潜噴進砲]の先制対潜に、[主砲/魚雷/電探/夜戦装備]などを組み込んで、「(削り重視の)夜戦連撃・そこそこ火力の魚雷カットイン・対空カットイン・夜戦支援」など、補助に特化した構成をイベント海域で活用できる機会があるかもしれない。
うちのタシュケントは育成不足でまだ先制対潜できないので急がねば(;´∀`)
また、阿賀野型ならば[主砲(副砲)+ソナー+対潜噴進砲+(増設8cm系副砲)]で、従来よりも対潜火力を強化しての夜戦連撃構成が可能になるので、補強増設スロットの運用も検討したいなあ。
単体運用
地味なところではあるが、特殊性能/能力として無条件での先制対潜が可能な艦娘(五十鈴改二、龍田改二、ジャーヴィス改、サミュエル改)や、海防艦(対潜値75以上&装備対潜値+4以上)、一部の護衛空母などに単体で積むのも意外と使える。
通常海域の易しい潜水マスに出てくるエリートクラスの「潜水カ/ヨ/ソ級elite」程度なら、対潜噴進砲1スロ積みでも概ね中破~撃沈を狙えて効果的。
対潜攻撃力の計算式では装備の対潜値が×1.5で計算されるため、素で「対潜+15」の対潜噴進砲は、「四式水中聴音機★+6」よりも単体での対潜火力は(僅かだが)上になる。
ただし、ソナーが持つ雷撃の回避効果や、四ソ改修による対潜命中・砲撃戦補正も加味すると、あくまでも選択肢の一つって感じになりそう。
まとめ
「試製15cm9連装対潜噴進砲」は、装備構成の幅を結構広げてくれる優秀な装備という印象で、色々と活用できる機会がありそうでした。
対潜シナジー適用の不思議(?)については、”対潜噴進砲(和製ヘッジホッグ!?)”という従来の”爆雷投射機”とは少し毛色の違う&高性能な装備なので「仕様では」という予想もあれば、「バグ・設定ミスでは」という声もあるようで、次のメンテで修正が来るのかちょっと気になるところです。
お芋を食べてる方の妖精さんは福江っぽい(*´∀`)
17▼【新装備】の実装 2/2
さらに、主計科任務群を完食後の「拡張主計科任務」では、
新装備【試製15cm9連装対潜噴進砲】
を獲得することも可能です。
※いずれも先行実装です。今回無茶苦茶無理をする必要はありません。#艦これ— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2018年5月15日
入手のために必要な18春イベの任務群攻略は、時間・資材・艦隊運用の総合的な工夫が必要になったりもするので攻略に苦労しましたが、今回の実装は「先行実装」とのことで、次の入手機会が楽しみです!