艦これ2019春イベント【発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」】をプレイしての結果・感想などをまとめた記事です。
今回のイベントも何とか全海域「甲」難易度でのクリア&新艦娘のコンプリートに成功!(記事投稿時点ではあと少し期間が残っていますが)イベントに参加された提督の皆さんお疲れ様でした!
イベント海域について
2019春イベント【発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」】の開催期間は、「2019年5月21日~6月25日」までの5週間。
全5海域(前段3、後段2)で出撃制限のお札は6種類。「中規模」イベントということだったが、各海域の作戦内容・開催期間からすると、事実上は「中~大規模」といった感じの内容になっていた。
19春イベの概要記事、イベント前の戦力記録はこちら。
E1「艦隊集結地哨戒!単冠湾泊地」
E1は軽量な通常艦隊で哨戒・警戒・対潜などを行うマップとなっていた。第一海域ということで恒例の準備運動・肩慣らし的な難易度になっており「甲」でも簡単に突破できた。
基本性能がフラグシップ戦艦以上の新敵「軽巡ツ級flagship」がお目見え。ボス艦としては特に強くないけれど、後半海域は厄介な敵随伴艦として登場。今後のイベントでも手こずらされる予感!
海域攻略後の掘り周回では高確率で海防艦を掘ることができたので、なかなか美味しかった。
E2「防備拡充!南西諸島防衛作戦」
E2は、通常艦隊で輸送&戦力ゲージを攻略するダブルゲージマップだった。E1の難しさから考えると大幅に難易度が上昇、戦力第二ゲージは苦しい戦いになった。
イベント期間の序盤、友軍艦隊が追加される前に攻略したのもあってか、E2としては破格の難しさで苦戦した。
特に道中空襲戦マスが最大の難所となっていたので、補強増設スロットの「対空機銃」と対空噴進弾幕を発動可能な「12cm30連装噴進砲改二」の有無などによって攻略難易度の差が大きく出そうな海域でもあった。
特効艦でもある「大和」を序盤のE2で投入して良いものかと戦略的にも悩ましく、補強増設スロットをサブ艦にも開けたい誘惑に駆られるジリジリとした戦いだった。
E3「敵戦力牽制!第二次AL作戦」
E3は連合艦隊編成での戦力ダブルゲージマップ。本番の第二ゲージには新姫クラス「北方棲妹」が登場し、陸上型を主力とする敵連合艦隊との戦闘になった。
19春イベで多用された「水母/補給艦」によるルート制御が可能で、遠征要員の千歳・千代田にも出番が回ってきたり面白い海域だった。
掘り周回では輸送護衛部隊での低燃費周回などの方法もあったようで、第二ゲージボスのルートはシンプルだったけど結構奥が深かった。
レア駆逐艦のタシュケントを掘ることもできたがドロップ率はあまり高くなかったので2隻目を確保したところで3隻目は断念。
E4「第二次ハワイ作戦」
E4は連合艦隊編成による戦力ゲージ1本のマップ。出撃制限のお札が2種類あり、ギミックも含めると事実上ダブルゲージくらいのボリュームになっていた。
ボスはお久しぶりの「中枢棲姫」で、E3と同じく陸上型が主体のボス艦隊となっていた。対地要員の振り分けと対地装備の微妙な不足で手こずった。
大発戦車やカミ車の改修が甘かったのもあって、対地要員が中破/大破した際に「集積地棲姫」を一撃で撃破できないこともあったのは困りものだった。強化せねば!
友軍艦隊追加前に攻略した際は、「高速+編成でボス戦C敗北を繰り返す」or「高速編成で道中ボコボコにされながらボス戦でもコテンパンにされる」の二択による空母機動部隊でのゲージ削りギミックが兎に角つまらなくて辛かった。
「第二次ハワイ作戦」→「真珠湾攻撃&赤城改二」→「連合艦隊マップ」ということで、赤城さんを組み込んでの南雲機動部隊で大暴れ出来るのかなと期待していただけに残念。
せっかくイベント(お祭り)で連合艦隊を組んで出撃しているのに、空母機動部隊編成が敵の撃破を前提としない”噛ませ犬”的なゲージ削り役に割り当てられているのが純粋に楽しくなかった。
また、掘り新艦娘の目玉艦「フレッチャー」のドロップに関しても調整不足感が感じられて悪印象だった。
ゲージ破壊後というか全海域攻略後は、E5の様にE4でもお札付きの艦娘を出撃させられるなどのケアがあればもう少し掘り周回を楽しめたかも。
E5「波濤の先にーー」
最終海域のE5は、連合艦隊編成による戦力ダブルゲージマップ。本番の第二ゲージ攻略は運要素が非常に強くて難易度が高かった。
第二ゲージ攻略は難易度「甲」だと「空母機動部隊」での攻略がかなり不利な作りになっていて、事実上「水上打撃部隊」一択だったのが少し勿体無い気もしたけど、ボス戦はスリリングで結構楽しめた。
ただ、友軍艦隊を2週間弱くらい待っての本攻略となったので、中だるみ感が強く、ゲージ破壊に成功した際の達成感や爽快感は希薄だった。
友軍艦隊が来ることをイベント期間の最序盤に運営さんから宣言されてしまったので、自艦隊の地力での攻略を目指して”達成感・爽快感”を優先するか、友軍艦隊を利用して資材ダメージを最小限に抑えながら”利口”に攻略するか、という二択を迫られたような感じでモヤモヤ感も強かった。
海域攻略後のレア掘りに関しても、レア艦の「アイオワ、サラトガ、イントレピッド」に2隻目まで(?)の制限が掛かっていたようなので自分は全然掘れなかった(;´д`)トホホ…
ギミックについて
今回のイベントでも難易度「甲」では、海域攻略に事実上必須の作業として「ギミック」が存在していて、やはり楽しくも面白くもなかった。
前段作戦のE1・E2・E3では控えめだったけれど、後段作戦のE4・E5ではかさ増し感の強い手間の掛かるギミックが多かった。
必須作業としてのギミックは、追加の資材消費やゲージ本攻略以外の予備戦力が必要となったりするので、それ自体がプレイヤーを篩いに掛ける要素をもっていて難易度調整に関わっているのは分かるのだけど、薄いカルピスを飲んでいるようで実に味気なくつまらない。
プレイヤーとしては「ギミック(=仕掛け)」は、やっぱりゲームを楽しくする「選択肢」になっていて欲しいと思う。
海域攻略の大勢には影響しないが多少攻略しやすくなるような「装甲破砕ギミック」などを設けて、プレイヤー(提督)の采配を問う方が艦隊運営シミュレーションゲームとしては面白いはず。
攻略に必須ではないが中ボス的なそこそこ強い敵艦隊に追加の戦力・資材・プレイ時間を投入して勝利するとボスの装甲がちょっと下がる「装甲破砕ギミック」とかなら、ギミックを解除する・しないが「選択肢」になったりする。
既に単純な海域数やゲージ数では「作戦規模」を測れなくなっているので、ギミックで水増しするくらいならシンプルなマップを1つ・2つ増やしてくれる方が楽しめる気もします。
友軍艦隊について
- イベント期間
- 2019年5月21日~6月25日
- 後段作戦開放:5月25日
- 友軍艦隊の実装・追加日
- E2:5月31日(強い)
- E3:6月6日に第二ゲージに先遣隊(弱い)
- 6月12日に第一ゲージに追加、第二ゲージに増援(強い)
- E4:6月6日に先遣隊(まあまあ強い)
- 6月12日に増援(強い)
- E5:6月12日に友軍追加(強い)
2019春イベントでは、イベント開始から3日後の5月24日~25日に掛けて行われた後段作戦開放のためのオンメンテ中に公式ツイートで「イベント期間中盤以降に友軍艦隊が出撃」との告知が行われた。
また、新仕様として母港トップ画面の「支援要請パネル」で友軍艦隊(NPC)の各種制御が行えるようになった。
6月6日にE3に来援するようになった先遣友軍艦隊を除くと、その他の友軍艦隊は強力で、海域攻略や掘り周回でのS勝利も随分楽になり、本隊編成も強友軍を呼びやすくするために変更する必要が出てくるという感じの「友軍ゲー」だった。
この友軍艦隊を「救済措置」とすると聞こえは良いかもしれないが、実のところプレイヤーに予め提示された「甲・乙・丙・丁」四段階の難易度選択でゲームバランス(海域難易度・報酬)が上手く調整できていないことの裏返しでもあるので、もうちょっと無理のない調整ができなかったのかなと思うところ。
イベント期間の中盤以降から海域攻略の難易度が友軍艦隊によって下げられる予定であることを最序盤に告知されてしまうと、イベント海域の攻略における最大の戦略要素が運営さんとの心理戦・駆け引きになってしまうので、さすがにこれは止めて欲しい!
しかも、「イベント期間、友軍艦隊の投入日、友軍艦隊の強さ」について具体的に告知されるタイミングが遅く、それまでは曖昧な表現が多く使われるため、毎回戦略の練り直しを迫られるようでアンフェア感も強かった。
プレイヤー視点からちょっと引いて想像してみると、「艦隊これくしょん -艦これ-」は2013年のサービス開始から6年が経過しているので、息の長いネトゲにありがちなゲームバランスの維持・調整が難しくなってきているのかなと思ったり。
サービス期間が長くなるとプレイヤー間の差が大きくなり、多様性も広がるので、イベント完走や快適プレイのために導入されている難易度選択システムだけでは、対応が難しくなってきている雰囲気も感じられる。
古参・中堅提督たちがこれまで育成・獲得してきた艦隊戦力・報酬装備などに対する強み・優位性を維持しつつ、新任・復帰提督にもしっかりチャンスがあるようにするというのは、なかなか難しいのかもしれない。
基本的な艦隊戦力は整っているのだけど、過去イベントでのみ入手機会のあった”キー”となるようなレア艦娘・装備をもっていないために高難易度に挑み辛くなっている提督さんにとっては、今回のような強力な友軍艦隊は「初めて/久しぶり」の甲クリアを強く後押ししてくれる効果もありそうだから、一概に悪いものとは言えないのかもなあ。
イベ完走率・報酬装備の獲得率など色々ありそうですけど、何だか運営さんも「甲勲章の呪い(甲勲章を取る・維持することに必至になりすぎてイベントを楽しめなくなる ※運営視点だと取らせる)」にかかっているような気がしたりもします。
新艦娘・新装備について
新艦娘・新装備については別記事に書きました。
資源・資材消費
- 消費資源:燃料17万+、弾薬15万+、鋼材12万+、ボーキサイト10万+
- 資材・アイテム:バケツ700+、間宮9、伊良湖30、応急修理女神2、高速建造剤300+
E5の友軍待ちで10日以上待っていた間の回復分を差し引いて、全海域の甲攻略&新艦娘コンプリートに要した資源・資材はざっくり以上のようになった。
イベント期間の中盤以降から上手いこと先行組の情報&友軍艦隊を活用すれば、4資源各10万以下、バケツも500以下で攻略することも可能そうだった。
運営さんが言うところの「中規模」でこのくらいの消費だと、次の「大規模」ではどのくらいの消費になるのか(゚A゚;)ゴクリ
攻略突破率と最多選択難易度
- 各海域の攻略突破率
- E1:約90%
- E2:約90%
- E3:約95%
- E4:95%以上
- E5:95%以上
各作戦海域における出撃に対する攻略突破率(該当海域に一度でも出撃した提督が海域攻略に成功した確率)は上記のようになったとのこと。
イベント海域を完走できた提督の割合は「約70%」。難易度が急上昇したE2の攻略突破率が低くなっているのが印象的。
- 最多選択難易度
- E1:甲が圧倒的
- E2:甲が圧倒的
- E3:甲が最多
- E4:丙>甲
- 甲・丙が伯仲し、最終的に丙が最多
- E5:丙>甲>乙=丁
- 乙・丁は各約一割ずつ
各海域別の最多選択難易度は上記のようになった模様。海域突破報酬の「烈風系」装備による影響が大きいと思われる。
比較的攻略難易度の低い前段作戦では「甲」が多く選ばれ、後段作戦では海域難易度と突破報酬を天秤に掛けて「甲」or「丙」を選ぶ提督さんが多かったようですな。
今次期間限定海域、各作戦海域の最終最多突破選択作戦難易度は、第一及び第二作戦海域は圧倒的に【甲】。第三作戦海域も【甲】が最多。第四作戦海域では【甲】と【丙】が伯仲し、最終的に【丙】が最多。最終作戦海域は【丙】が最多!次いで【甲】!【乙】と【丁】は各約一割ずつとなりました。#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) June 25, 2019
プレイヤー層は「甲」or「丙」みたいに二極化していて、数としてはカジュアルな「丙」の方が多くなっているようです。
まとめ
賛否両論色々あった2016春イベントでさえも自分は結構好きで楽しめたのに、今回の2019春イベントは意外なほどに不満を多く感じてちょっと不思議でした。
ともあれ、目標としていた全海域の甲攻略&新艦娘のコンプリートには何とか成功して嬉しいところです!
しかし、今回のイベントに対する率直な評価は「50/100点」くらいで残念な印象が強いです。
後出しの友軍艦隊でイベント期間の序盤・中盤あたりから海域難易度が歪められるというのが、どうしてもしっくりこなくてスッキリしませんでした。
シンプルに最初から友軍艦隊が全ての海域に実装されていて、イベント期間の最終盤にちょっと増強されるみたいなバランスだったら普通に良いイベントになったんじゃないかと思います。
結局のところ、海域攻略も掘り周回も友軍艦隊ありきで作ってる感じだったので、後出しせずに最初から実装しててくれれば良かったのに(ノ∀`)アチャー
次のイベントでも今回と同じ様な形で友軍艦隊が後付の難易度調整に使われる可能性は高いと思うので、利口な攻略法は「友軍待ち」なのかもしれません。
と考えていると、運営さんが裏をかいて友軍実装前の攻略に何かしらのインセンティブを付与したり、友軍艦隊が予想以上に弱かったり、残り期間僅かな最終盤で投入されたりなど、厳しい調整も考えられるので…、やっぱり運営さんとの駆け引き・心理戦ですな!
艦これの(期間限定海域)四季イベントは、艦隊(艦娘・装備)を育成・強化していくうえでの「目標・指針」となるものなので、次こそはもうちょい全体的にバランスの取れた難易度調整に期待したいところです!
ということで、艦これ2019春イベント【発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」】お疲れ様でした!