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本・読書感想

【読書感想/レビュー】ファンタジー入門事典『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本 』

ペガサス

ゲーム・映画・小説・漫画などでもお馴染みの「神獣・モンスター」がわかりやすく紹介されている文庫本『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』を読んだ感想&レビュー記事です。

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作品情報

『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』は、ヨーロッパ・北米・中南米・アフリカ・アジアなど世界の「神獣・モンスター(妖精・精霊・怪物・妖怪)」が紹介・解説されている文庫本(事典)。

有名な神獣・モンスターの解説には綺麗なイラストも添えられていてイメージを掴みやすくなっている。

  • タイトル:世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本 
  • サブタイトル:ドラゴン、ペガサスから鳳凰、ケルベロスまで
  • 著者:東ゆみこ(監修)、造事務所(編著)、
  • 出版社:PHP研究所
  • 初版発行年:2007年
  • ページ数:320
  • 価格:600円(Kindle)
  • ジャンル:ファンタジー、神話、伝承、文化、宗教

作品内容

概要

ファンタジーやホラーなどエンタメ作品で見たり耳にする機会も多い神話・伝説・民話・宗教を元とする「神獣・モンスター」の有名なものを、1体(1種)あたり1~4ページで掻い摘んで紹介・解説する分かりやすい入門書的な内容となっている。

掲載されている「神獣・モンスター」は全部で「139体(種)」。地域や文化などで5つのパートに分けられている。

  • ヨーロッパ:41(ギリシャ神話、北欧神話、ケルト神話、ユダヤ教)
  • 北米:20(インディアン、イヌイット、UMA)
  • 中南米:18(アステカ神話、マヤ神話、インカ神話、ブードゥー)
  • アフリカ・その他:18(エジプト神話、オセアニア)
  • アジア:42(日本・中国・インドなどの神話・伝説・妖怪)
  • Another story:6(おまけの小話・こぼれ話)

各パートの冒頭では、「神獣・モンスター」が”生まれた”歴史・宗教・文化的な背景が、概説という形で4ページ程度に渡って解説されている。

イラスト

PHP文庫のその他「よくわかるシリーズ」と同じように、紹介されている「神獣・モンスター」の代表格には仙田聡氏の綺麗で迫力のあるイラスト(白黒)も載っているので結構見応えがある。

表紙絵と本文中の神獣・モンスターの絵の雰囲気は大分違います。中の絵は迫力があって怖カッコイイ感じです。

『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』の表紙と中のイラスト
出典: | 世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本 | 東ゆみこ監修 造事務所編著 | 書籍 | PHP研究所 (表紙、p37)

構成

「神獣・モンスター」の紹介・解説ページは、主要なものだとテキスト2~3ページ&イラスト、その他はテキスト1~2ページで構成されている。

『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』の「龍」のページ
出典:世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本 | 東ゆみこ監修 造事務所編著 | 書籍 | PHP研究所 (p236、p237)

テキスト量的に情報量は少なめだが、各「神獣・モンスター」の成り立ち・性質・エピソードなども交えながら解説されているので、そこそこ読み応えがあった。

中南米やオセアニアのパートで紹介されているモンスターには、知らない物も多くて興味深かったです(アボリジニ伝承、ポリネシア神話)。
また、最近生まれた感のあるB級なローカル怪物(!?)に少し触れられていたのも良かったです(≧∇≦)b

まとめ

★★★★

内容的には初級用・入門用といった感じで、読みやすく分かりやすい内容なのが好印象でした。

ちょっとマイナーなものは端折られて載っていませんが、世界の神話・伝承の雰囲気を代表する「神獣・モンスター」を知ることで、自分好みの伝説・エピソード・登場モンスターを開拓するきっかけになってくれるかもしれません。

この手の神話や伝承は、ファンタジーやSF作品に登場する名称の元ネタになっている事も多いので、その辺りにちょっと興味のある人にはおすすめできそうな本でした。

Amazon.co.jp: 世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本

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