艦これ2019秋イベント『進撃!第二次作戦「南方作戦」』を攻略し終えての感想記事です。
今回のイベントでも何とか「全海域の甲攻略&新艦娘コンプリート」に成功!お疲れ様でした!
イベントの概要
- 開催期間:2019年11月30日(土)~2020年1月14日(火)
- 後段作戦開放:2019年12月7日
- 作戦海域:6海域
- 通常艦隊マップ×2、連合艦隊マップ×1、通常/連合複合マップ×3
- 総ゲージ×11(戦力ゲージ×10、輸送ゲージ×2)
- 識別札:6種類
- 新艦娘:7隻
二度の期間延長もあって結局1ヶ月半の長期イベントになりましたね~。
作戦海域について
作戦海域(マップ)数は全部で「6」、お札の種類も「6」。
前段作戦は、事前に告知のあった「蘭印方面に艦隊を展開する南方作戦」がモチーフとなっていて、史実艦/特効艦などの戦力配分もしやすかった。難易度はE1から緩やかに上昇していく感じで、調度良かったと思う。
後段作戦は、予想外の「ダバオ沖哨戒」「ソロモン海戦」となっていて、前段作戦との史実艦/特効艦の重複が結構あったのに焦った。難易度は急上昇してかなり難しくなっていた。
E1『八駆見参!バリ島沖海戦』
E1は新敵「軽巡ヘ級改flagship」が登場する通常艦隊マップ。毎度お馴染みの準備運動といった感じで、甲でも易しかった。
とにもかくにも第八駆逐隊の特効ダメージが強力で楽勝だった。第一ゲージでは申し訳程度に「集積地棲姫」も出てきていた。
今回のE1は掘り周回で「択捉、松輪、神威、瑞穂」などの改修素材を手軽に掘ることが出来て、今イベント攻略でキーとなる「秋津洲」も掘れて良かった。
E2『強襲!第二次ジャワ沖海戦』
E2はボス「重巡棲姫」が登場する通常艦隊マップ。新艦娘が絡まず、新敵も登場しなかったためか、あまり印象に残っていない。
後の海域攻略に備えてサブ艦などを中心とした中小規模な通常艦隊で、敵巡洋艦隊や空襲戦マスでのパッとしないジリジリとした戦闘を繰り返す感じは得意じゃなかった。
戦略的には、後に必要数が多いことが分かる重巡級の戦力をもっと温存しておくべきだったなあ、思ったり。攻略時は後段がソロモン海戦とは思い至らず、愛宕・高雄を切ってしまったのがもったいなかった。
甲報酬の対潜15ソナー「HF/DF+Type144/147 ASDIC」を獲得できたのは(≧∇≦)b
E3『激突!スラバヤ沖海戦』
E3はダブル戦力ゲージの連合艦隊マップ。第一ボスで新敵「重巡ネ級改」が登場、第二ボスは「戦艦水鬼改」。
新艦娘である海域報酬「パース」、掘り新艦「デ・ロイテル」をゲットできる海域で、ここからやっと「イベント本番!」な感じだった。
マップ全体の難易度としては甲でも控えめな印象だったけど、「緊急泊地修理ポイント/燃料マス」を絡めた「明石/秋津洲/補給艦」でのルート制御がちょっとした”罠”にもなっていた。
明石と秋津洲はE4・E6でのルート制御で必要性が高いため、単艦でメインの明石・秋津洲を切ってしまうと面倒な事になっていただろうなあ。
第一ゲージボスでフレッチャーを掘れたのと、対潜マスでのレベリングも便利だったかも。
E4『バタビア沖海戦』
E4は「輸送→戦力」ダブルゲージの連合艦隊/通常艦隊マップ。
道中戦は突破しやすく、ボス戦はなかなか手強いというバランスだったため、ボス「バタビア沖棲姫」の装甲を如何に貫くかに注力できて楽しいマップだった。
海域攻略においては、イベント海域の醍醐味である連合艦隊編成&ボス戦に重点が置かれている&難易度も程々で良い感じ。
新艦「ヒューストン」の掘り周回で使用した友軍艦隊は、適度に「バタビア沖棲姫」「重巡ネ級改」の耐久値を削ってくれる程度の強さで、本隊編成を大きく変更する必要がなかったのも(≧∇≦)b
E5『ダバオ沖/太平洋南西部』
難易度が急上昇する後段作戦1発目のE5は戦力ゲージ2本の連合艦隊/通常艦隊マップ。第一ボス「潜水棲姫改」、第二ボス「空母棲姫改」と、新たな敵深海棲艦が両ゲージのボスになっていた。
何とか友軍無しでの甲クリアに漕ぎ着けたが、戦闘内容は酷いもので道中撤退・ボス戦での無残な敗北が多発した。
マップそのものは、特に本番の第二ゲージ攻略において色々と工夫ができる作りになっていて良かった。長門タッチの必要性は高かったけど、艦種構成・艦隊速力によるルート制御で有効な攻略法が複数あるのは面白かった。かさ増し的な”ギミック”が全く無かったのも好印象!
ただ、E5攻略全体における戦略的な要素では残念な点が多かった。「海域報酬・友軍艦隊・新艦掘り」に後ろ髪を引かれて攻略中はモヤモヤしていた。
要するに、高い難易度での攻略を目指す場合でも「乙」での攻略が推奨されているかのようになっていて、「甲」は物好きなチャレンジャー提督向けといったバランスに思えた。
イベ海域は練成した艦隊の腕試しをする場所でもあるのだから、高みを目指して甲難易度に挑戦したいとは思うけど、それがあまりに報われないのは辛い。
「甲でクリアするのは賢明ではない」という、けちが付くような作りは嫌だ。もう少し、甲難易度クリアを後押しするようなデザインにして欲しかった。
E6『激闘!第三次ソロモン海戦』
最終海域E7は「輸送→戦力」ダブルゲージの連合艦隊/通常艦隊マップ。2種類のギミックが仕込まれていて、実質トリプルゲージくらいのボリュームになっていた。
友軍艦隊なしでの攻略は、やたらとマゾい第二ゲージ削りと面倒なギミック2種類もあって、かなり厳しい戦いだった。
本番第二ゲージ攻略における戦術面では、「タッチ&特効艦スナイプ」による大味な調整と、「緊急泊地修理」の本格的な運用を促すかのようなマップデザインが印象的。
戦略面では、E6には掘り新艦がいなかったのと、甲報酬が強いアトランタ砲になっていたので、その辺りのバランスは悪くなかったと思う。
しかし、E5と同じ様に友軍艦隊の来援前はどうしようもない類の「運ゲー要素」が強すぎるように思えた。艦隊編成・装備構成・アイテム運用などでプレイヤー側からの「運」を引き寄せる工夫が、もう少し強く反映されるデザインの方が好きだなあ。
E6も友軍艦隊の来援前に甲攻略できたが、ゲージ破壊時は本当に運が良かっただけという感じで、達成感よりも気の抜けた感じが強かった。
前段作戦は全体的に易しくて緩やかに難易度が上昇していき、総合的にいい具合でした。
後段作戦は「運ゲー」と「友軍艦隊」の影響が大きすぎてバランスはいまいち!
新艦娘について
2019秋イベントでは全7隻の新艦娘「パース、デ・ロイテル、神州丸、ヒューストン、平戸、秋霜、アトランタ」が実装。賑やかで( ・∀・)イイ!!
戦力的には、防空巡洋艦(軽巡カテゴリ)「アトランタ」がインパクト大!
発動率が高くて、固定・変動ボーナスも強力な対空カットイン構成を組むことができるので、航空攻撃や敵空母系が強いマップで活躍してくれそう。だけど、そのうち酷い空襲戦マス連続のイベントマップとが来る布石にもなっていそうで怖い!
あとは、神州丸の運用がちょっと楽しみ。「改」で4スロになるので水戦1スロを積んで制空しながらの大破状態でも「集積地棲姫-壊 バカンスmode(甲/強)」をワンパンできる対地火力を出せる。カッコカリや対潜値改修を進めれば「先制対潜+α」の構成も組めるみたいで面白い!
新装備について
E2報酬の対潜15ソナー「HF/DF+Type144/147 ASDIC」と、”アトランタ砲”「(GFCS Mk.379+)5inch連装両用砲(集中配備)」が目立つ。
2年以上の時を経て本実装された最上位のASDICは、対潜火力が高いのはもちろん、1スロでの先制対潜ボーダーを引き下げ、3スロ駆逐艦でも先制対潜しやすくなるのが嬉しい!自分が持っている装備だと素対潜「57」の3スロ駆逐艦も先制対潜が可能になった。
中口径主砲の高角砲であるアトランタ砲は、重巡級に「主砲2+水偵+対空電探」などで、昼連撃と汎用対空カットインを両立できるようになるので便利。
特に固有の対空カットイン能力を持つ摩耶改二だと使いやすくていい!三式弾を積んで昼夜対地連撃しながら「特殊高角砲+特殊機銃」での対空カットインも可能になった。
友軍艦隊について
イベント期間:2019年11月30日(後段開放12月7日)~2020年1月14日
- E1:12月31日(第一ボス)
- E4:12月18日(第二ボス)
- E5:12月18日(第一/第二ボス)
- E6:12月31日(第一/第二ボス)
友軍艦隊の強さ・攻略への影響はE1/E4だとおまけ程度だったが、E5/E6では重要な攻略要素だった。
そもそもE5/E6甲攻略では、ボスマスに到達しても敵第一艦隊との夜戦すらできなかったり、火力不足でゲージが全く削れないケースも珍しくなかったので、前哨戦の段階から友軍艦隊の必要性が大きくなっていた。
友軍艦隊の利用は、ラスダンゲージ破壊での「あと一手」どころではなく、極端にマゾくて虚しいゲージ削り作業を少しでも効率よく進めるための前提になっているようだった。
友軍艦隊ありでそれなりの難易度に落ち着くよう調整されているためか、友軍艦隊なしで攻略しようとすると艦隊火力の振れ幅を大きくして上振れを狙う「タッチ」や「特効スナイプ」に頼らざるを得なくなり、戦術が事実上限定されてしまうのも面白さを阻害していた。
イベント海域攻略の最大の戦略要素が、イベント期間中盤以降に発動する「友軍艦隊」という名の”ゲーム盤外”からのメタ的な「難易度/攻略突破率」再調整システムなのには毎回モヤッとしてしまう。
友軍艦隊の実装前/未使用でのクリアに対して何らかの報酬があったり、友軍艦隊の使用にまともな資材消費が発生して追加の決戦支援艦隊的に最初から運用できる、とかなら良いのにと思ったり。
友軍艦隊が実装されるまでの期間は公式の強制縛り期間のようでもあり、イベント期間をフルに楽しめないのも残念。
自分はやはり友軍艦隊システムが嫌いなようです。
イベント期間中の難易度再調整のために、積極的なチャレンジプレイが割を食うのはどうもしっくりきません。
19春と19夏イベの感想記事でも友軍艦隊については似たような事を書いてるなあ(ノ∀`)アチャー
新仕様・システムについて
19夏イベで実装された「緊急泊地修理」をE6で本格的に運用できるのが面白かった。
結果的に発動機会はなかったのだけど、E6道中の対潜マス・夜戦マスでの対策を抑えめにして、緊急泊地修理でカバーする戦術は、必須ではないが有用な選択肢になっていて良かったなあ。
ただ、E6では緊急泊地修理後に難所のSマスを配置しているのがちょっぴりイジワルなのと(ゲームバランス的には悪くないかもしれないが)、「明石改/秋津洲改」自体が緊急泊地修理を使わなくても有利なルートの必須制御要員になっているのはいまいちだった。
ロケット局戦を使った重爆基地防空も控えめで良かったです。
資材(資源)消費
全海域の甲攻略&新艦娘掘りを終えた時点での備蓄資材量の変化は、「燃料-11万、弾薬-9万、鋼材-5万、ボーキ-4万、バケツ-500」くらい。
実際は、攻略に掛かった20日間以上の任務報酬や遠征の差分もあるため、燃料・弾薬は追加で4~5万くらいは使っていると思われる。
資材消費は、E5/E6泥沼でのはまり具合や、新艦掘りでの苦戦、友軍艦隊の有無でも大分変わるので本当にざっくりですな。
攻略突破率と最多選択難易度
- 12月30日時点(友軍第二陣追加前)
- E1~E4:甲
- E5:乙
- E6:丙
- 最終結果(イベント終了時)
- E1~E4:圧倒的に甲
- E5:乙/丙がほぼ同じ
- E6:甲/乙/丙がほぼ同じ
- 公式ツイート
友軍艦隊追加前の海域完走率が、後段作戦開放から20日以上経っても約30%ということですから、友軍待ちが恒例化している雰囲気。
前回の大規模イベントだった19春も参考にすると、今回は前段作戦が易しいため最終的には「完走率80%+」くらいかな?
完走率は最終結果で75%くらいになっているようです。
難易度選択では、データベースサイトの数字を参考にするとE5甲を選んだ提督さんは10%未満、E6は甲/乙/丙が各20%強な雰囲気ですね。
まとめ
2019秋イベントでは、目標としていた全海域の甲攻略&新艦娘コンプリートに成功(∩´∀`)∩ワーイ
友軍艦隊によるイベント期間中の難易度再調整が既定路線化したので、備蓄資材量が一定以下にならない程度に友軍実装前アタックを仕掛けるスタイルで全海域の甲攻略に挑戦しました。
結果的には友軍艦隊なしでの全海域攻略に成功しましたが、特にE5とE6はなんか運が良かっただけみたいな感じのクリアだったので達成感はちょっぴり希薄でした。
イベント海域の難易度バランスは、海域報酬/友軍艦隊システムから考えると”ライト~ミドル”なプレイで快適に楽しめる方向に調整されてきているような気がします。
硬派な先行プレイではないけれど、ある程度はチャレンジ攻略もしてみたいという自分のような軟派スタイルは、いっそう旨みが無く厳しいものになってきました。友軍なしE5/E6甲の虚無っぷり!
運営さんとの駆け引きや巷の雰囲気から「如何に割りを食わないように効率よくプレイするか」ばかり考えてもつまらなくなりそうだし、かといって報酬を度外視した自己満足特化のプレイも虚しくなってしまいそうで悩ましいところです。
作戦規模などによって程度の差はあるでしょうが、今後のイベント海域も先行的/積極的な甲攻略のリターンは縮小されていきそうな雰囲気なので、自分のスタイルをさらにもう一段階くらい緩めに調整して楽しみやすいようにしたいと思います!
記事投稿時点ではまだ期間中ですが、イベントに参加した提督の皆さんお疲れ様でした!攻略/掘り中の提督さんたちの健闘を祈ります<(`・ω・´)